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ドレスデンオペラで女を磨く


番組をご覧くださった方には心から御礼を申し上げます。美しい雨宮さんと田丸さんのナビゲートで、ドレスデンの街も劇場も、より美しく見えたのは私だけではないと思います。公演初日からまだ2ヶ月も経っていないのに、もうすっかり思い出のようになっておりましたが、また11月の日本公演に向けて、がんばりたいと思っています。
番組は一般の方に、オペラをわかりやすく、興味を持ってもらえるようにとても良く作られていましたので、今までオペラに興味の無かった人も「オペラって面白そう」と思ってもらえれたら嬉しいなぁと思って見ておりました。
番組ではオペラを見ると恋愛の達人になれるとも取り上げられていましたが、本当にオペラは人生の教訓となるような歌詞が多くて、例えば、ばらの騎士には1幕の元帥夫人の歌詞にこんなくだりがあります。
「時は何も変えるわけではないの。時って不思議よね。普段は気づかないのに、気づいたらそのことしか考えられなくなる。時は私たちの周りにも、心の中にも流れている。ほおにも足跡を残し、鏡や私のこめかみの中にも忍び込み、そして砂時計のように音もなく、私とあなたの間にも、時は流れている。。。」
これは読む人の置かれた立場や、年齢によって大きく捕らえ方が変わるものでしょうけれど、なんて深い言葉なんだろうと、私は聴くたびに思います。
よく「時間が解決する」などと言われますが、時が解決したり変化するのではなく、時が変わって変化するのは人や気持ちなのだと(当たり前ですが。。。)教えられます。そして、希望と愛に満ちあふれる、若葉が芽吹いたような17歳のオクタヴィアンに言ってしまうところが、また元帥夫人のかっこよさだなぁと思います。
これまで、ばらの騎士は音楽の美しさに憧れて、2重唱や3重唱が特に素晴らしいと思っていましたが、全幕をドレスデンで歌ってからは、このひしひしと流れる心の描写に心奪われています。私の声にはゾフィーが適していますが、この元帥夫人の素敵な女心を勉強して、いつの日かこっそり歌ってみたいなぁと思うこのごろです。

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Comment - コメント -(1)

kei:

こんにちは、はじめまして。
先日のテレビ番組、オペラ初心者の私ですが、とても楽しめました。
なにより 森麻季さんが出演されるのではないか。。。と期待しながら観てたら お声を聴くことが できました。

ドレスデンでの ご活躍 とても嬉しく 誇らしくなりました。
横浜での公演、是非 行きたいです。
 昨年の横浜市緑区の公会堂での 素晴らしく美しいお姿 忘れられないです。応援しています。

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