皆さんは聖書を読む機会があるでしょうか?
私は大人になってからクリスチャンになり、それまではあまり目にすることの無かった聖書を読むようになりました。2000年以上も昔の言葉が、現代社会にも充分通用して、本当に驚かされるのですが、深いというか、まさにその通りで読み返すようにしています。
今日は旧約聖書の「シラ書」の中から抜粋してご紹介させてください。
<謙遜>
子よ、何事をなすにも柔和であれ。
お前に定められていること、それを熟慮せよ。
出来ないことには手を出すな。
<心のかたくなな者>
心のかたくなな者は晩年になって苦しむ。
危険を好む者は、それによって身を滅ぼす。
罪人は、罪に罪を重ねる。
賢者の心は、格言を思い巡らし、
知者の耳は、格言を熱心に聴く。
<誠実と自制>
自分の見解には確信を抱き、
発言には一貫性を持たせよ。
人の言葉には、速やかに耳を傾け、
答えるときには、ゆっくり時間をかけよ。
はっきりした見解があれば、隣人に答えよ。
さもなければ、口に手を当てて何も言うな。
名誉、不名誉も言葉しだい、
舌は身を滅ぼすもととなる。
陰口をたたく者と呼ばれるな。
舌で人を陥れるな。
盗人には辱めが、
二枚舌の者には激しい非難が浴びせられる。
大事にも小事にも細心の注意を払え。
友となるべきときに、裏切って敵となるな。
悪評が立ち、恥とそしりを受けるからだ。
自分勝手な思いで高ぶるな。
さもないと、暴れる雄牛のように力尽きる。
お前は葉を食い尽くし、実を台無しにし、
そして、自分自身を枯れ木のようにしてしまう。
激情は、これを抱く者を滅ぼし、
敵の物笑いの種とする。
<悪を行うな>
悪を行うな。そうすれば、悪はお前を襲わない。
不正から遠ざかれ。
そうすれば、不正がお前を避けるだろう。
不正の畑に種を蒔くな。
七倍の不正の実を刈り取るだけだ。
権力の座を、主に乞い求めるな。
過ちを二度繰り返すな。
一度の過ちでさえ、罰を免れないからだ。
心を痛めている人をあざ笑うな。
人を低め、かつ高める方がおられるのだから。
どんな偽りも口にしてはならない。
骨の折れる仕事を嫌ってはならない。
どこまでも謙遜であれ。
畏れを知らぬ者には、火と蛆の刑罰が下る。
<貧しい人と悲しむ人>
貧しい人に援助の手を差し伸べよ。
そうすれば、お前は豊かに祝福される。
生きとし生けるもの、すべてに恵みを施せ。
また、死者にも思いやりを示せ。
泣く人と共に泣き、悲しむ人と共に悲しめ。
病人を見舞うのをためらうな。
それによって、お前は愛されるようになる。
何事をなすにも、お前の人生の終わりを心に留めよ。
そうすれば、決して罪を犯すことはない。
<謙遜と誇り>
仕事をするとき、理屈をこねるな。
困っているとき、見栄を張るな。
働いて、すべてに満ち足りている人の方が、
パンを得る手だてを持たず、見栄を張っている人にまさる。
子よ、慎み深く、自らに誇りを持ち、
自分を、あるがままに、正しく評価せよ。
自分自身を汚す者を、だれが正しい人と認めてくれるだろうか。
自分自身を軽んじる者を、だれが重んじてくれるだろうか。
貧しい人は、その知識によって尊ばれ、
金持ちは、その富によって尊ばれる。
貧しくても尊ばれる人は、富を得れば、どれほど尊ばれるだろうか。
金持ちでも軽蔑される人は、貧しくなれば、どれほど軽蔑されるだろうか。
人は幸福なときには不幸を忘れ、
不幸なときには、幸福を思い出さない。
![Maki Mori [ Official Blog ]](http://www.makimori.com/images/spacer.gif)
Comment - コメント -(13)
はじめまして。声楽で音大を目指して勉強している者です。
森さんをトップランナーで拝見して、大好きになりました。
歌声はもちろんのこと、お人柄も素敵だなぁと思っておりましたら、森さん、クリスチャンでいらっしゃるのですね!びっくりしました。
私もクリスチャンなんです。でも、受験生活で余裕が無く、礼拝にも行かず、祈ったからって大学に合格するわけない、と心はどんどん離れてゆくばかり…だったのですが、森さんのブログを見て、私も確信をもってクリスチャンであると公言できるようになりたいと強く思いました。
自分の道を求めつつ、努力を惜しまず、日々感謝を忘れず、受験を乗り切ってゆきたいです。
by 受験生 | 2007年5月18日 10:36
日時: 2007年5月18日 10:36
こんばんは。聖書は昔、「新約」を読んだきりでしたのでDivaのブログで読ませていただけるとは思いもよりませんでした。ありがとうございます。私がクラシックを聴きに行くようになりましたのは、2004年のヘンデル協会「メサイア」のチラシを見て、「たけしの誰でもピカソ」に出てた人だ!」と気づきチケットを買ったのが始まりです。以来、Divaの出演される公演を何度も拝聴させていただいておりますが、特に心を揺さぶられましたのは、メサイアをはじめマーラーの4番、モーツァルトのモテットなどの曲です。私自身はクリスチャンではありませんが、ルネサンス芸術を見るにつけても、偉大なる文明精神としてのキリスト教をそこに見る思いがします。芸術ということで申しますと、Divaが歌われているときの表情は観音像のように見えます。(Musaと言う方が適切でしょうか)それはとても幸福な表情をされておられて、「メッセンジャー」のようにも見えます・・Diva、これからも偉大なる美を歌ってください。今年のメサイア、来年の大ミサを楽しみにしつつ・・ご自愛を祈ります。
by Oratorian | 2007年5月18日 21:23
日時: 2007年5月18日 21:23
はじめまして、NHK「トップランナー」テレビ東京系「たけしの誰でもピカソ」などで森さんを観て以来のファンです。
僕は仏教徒なので、聖書を読む機会はあまりないのですが、この記事を読んで、小さな違いは有れど、どの宗教も長く残って来たものは、その教えの中にはやはり普遍的な物を含んでいるなぁ、と思いました。仏教徒として、他の宗教と何処が違うのか、解り合える所は何処だろうかなど勉強したいと思いますので、また機会がありましたら、このような記事とともに、森さんのキリスト教への思いなどを載せて下さい。
by ののひと | 2007年5月19日 10:20
日時: 2007年5月19日 10:20
こんにちは。
先日の逗子公演お疲れ様でした。 ドレスデンの「ばらの騎士」の影響なのか、森さんの歌に少し変化があったように感じられました。 何と言いましょうか、少し「吹っ切れた」とでも言うのでしょうか?。 ただ、もしかしたら、私はこれまでの森さんの歌のほうが好きなのかも知れません。
「聖書」の言葉……本当に意味深いです。 まさに「真理は時空を超越する」ですね。 私は無宗教ですが、いわゆる宗教心というのは各々の個人の心の中に生まれるものだと思っていますので、そういう意味では無宗教ではないのかも知れません。 外国人には無宗教というのは考えられないことのようなので、もし外国人にあなたの宗教は?と聞かれたら、仏教徒ですと答えるようにしています(笑)。 聖書は機会があれば是非読みたいと思っています。また、聖書に限らず「古典」はとても重要だと思います。 誰だったか、「若い時には特に古典と外国語を勉強することを薦める」と言っていたのを思い出しました。
by 太郎 | 2007年5月20日 19:26
日時: 2007年5月20日 19:26
わしと申します。
麻季さんが、20歳代後半にカトリック(でしたよね?)の洗礼を受けられたことは存じ上げておりました。今回、ご紹介いただいた聖書からの引用のいくつか、どれも心に沁みる言葉ばかりですね。
麻季さんの誠実で、謙虚で、慎み深いお人柄は、聖書の教えの導きなのか、それとも、元々そういうお人柄だったから、聖書に惹かれたのか、そこは知る由もありませんが、引用された言葉と麻季さんのお人柄がまさに重なり合うようです。やはり、心の中に、何かきちっとした支えというか、芯というか、そういうものを持つことは大事なことだな、と思いました。
かく申す小生、特定の信心、宗派には属していない、日本人として、ごく普通のタイプですが、宗教的情操は我ながら豊かで、これまで四国八十八ヶ所を初め、全国でいくつもの札所巡りを終えています。毎朝、出勤前には20分ほど瞑目し、最後に般若心経を唱えます。そして1日の活動を始めます。カトリックの雰囲気にも魅力を感じています。
それにつけても、麻季さんは、コンサートで歌われるオペラのアリアの選曲には、とても抑制的に臨んでおられますよね。コロラトゥーラの定番的な曲の中でも、歌われない曲がありますよね。
「お前に定められていること、それを熟慮せよ。出来ないことには手を出すな」。それを実践しているとお見受けしました。立派なことだと思います。才能にまかせて、何でも歌いたがる人もいるのでしょうが、好ましいこととは思えません。十分な自信がついたときに歌えばよいことです。
by わし | 2007年5月20日 21:47
日時: 2007年5月20日 21:47
森 麻季様
初めて投稿させていただきます。
森さんのあたたかな文章や、可愛い猫ちゃんの写真を拝見できるこのブログを、いつも楽しみにしております。
心に刻みたい言葉。。。本当に一言一言が心に響いてきますね。私は詳しいお祈りの言葉も知らない者ですが、週に一度教会へ通い、(クラシックが好きで、クラシック音楽に触れる機会が増えるにつれて、なぜか教会へ足を運びたくなりました。)つらい状況におられる人々や動物達の為、また、悲しいニュースで溢れる世の中が良くなります様にと祈っています。昨日も、聖書を解かり易く説明してある本を読んだばかりでしたが、森さんが〔心に刻みたい言葉〕を紹介して下さった事で、更に深く知る事が出来ました。ありがとうございました!
来月、北九州の公演を観に行きます。森さんの歌はもちろん、山岸さんのピアノも楽しみにしております。これから暑くなりますのでお体にはどうぞ気をつけて。。。
では、失礼致します。
by 猿渡 優子 | 2007年5月21日 23:48
日時: 2007年5月21日 23:48
こんにちは はじめまして 会社初老のものです! NHK他で番組を拝見し 先日はテレビでの映画放映「博士の愛した数式」でお声を拝聴し ますます引き込まれています。残念ながら歌詞はほとんど解読不能ですが・・曲調とお声の深い深い響きにいつも 心うたれ癒されています。指揮者の デュトァさんが 音楽に関する感覚は10,20代で決まる!と 悲しいお話をされましたが 50代後半でも負けてなるかと これからも森さんの深い新緑の森のような 時には茜色の秋の風情のようなお声に 聞き入って情操教育したいものと思っています。お体大切にご活躍ください。
by 古市 倫義 (ふるいちのりよし) | 2007年5月22日 11:28
日時: 2007年5月22日 11:28
『誰でもピカソ』で麻季さんを知りました。
今まで遠くに思えていたオペラが近くに感じられて、早速CDを購入し楽しませていただいています。
まだ生で聴いたことがありませんので是非いつかっ!と思っております。
by 恵 | 2007年5月22日 16:18
日時: 2007年5月22日 16:18
森さんの歌声には、いつもとても癒され、そして勇気付けられています。
聖書も、大学の時に読む機会を得て、その時の宗教部長の説かれた深遠で優しい聖書の言葉は、社会人となった今でも、時々思い出すことがあります。
自分を律するとともに、慌しい日常にあって自分らしさを取り戻せる機会となるような。
癒し…と言えば、デルちゃん、かわいいですね!!
腕の曲げ具合がたまらないです(笑)
来月、リサイタルうかがいます。
楽しみにしてます!
by クッキー | 2007年5月23日 00:14
日時: 2007年5月23日 00:14
初めてお邪魔します。
言葉は、感じ取れる人がいるから意味を成すのだと思います。
なので、言葉は2人以上の想いを共有したい人がいて初めて意味を成すのですよね。きっと。
この文章をピックアップしてくれて。
僕はその文章に反応して、ちと反省。
難しいけど、そうあれたら、と思います。
僕の言葉も意味を成すと嬉しいな、と書き込んでみました(笑)
by たる。 | 2007年5月23日 02:46
日時: 2007年5月23日 02:46
こんにちはいよいよ暑くなりました。いかがお過ごしでしょうか?シラ書ってあるんですね。
古代の遺跡に今の若いものはけしからん!と書かれた物が発見されているそうです。今も昔もテーマはかわりませんね。
さて私は森麻季さんを知っていますが声学は?しりません。ソプラノって?何も知らないのです。麻季さんがおっしゃていました、私はこの世のものでない役柄が多いと。オペラ?重奏?アンサンブル?
図書館は小難しい本ばかりでした。
解らないなら森麻季さんにクリスチャン同様教えて頂ければと思います。声学入門書を書いて出してほしいです。図や絵、写真などもりくたくさんにて希望します。 願いが届きますように…。今時なら小出しにしてDVDでの解説や観て学のも歓迎致します。。。
by メグロクミン | 2007年5月23日 16:25
日時: 2007年5月23日 16:25
森麻季さま、初めてコメントをさせていただきます。
テレビ番組を拝見して森さんを知り、また、歌にも興味をもちました。クラシック音楽は大好きでしたが、残念ながら歌には知識がなく、きっかけを探していたので、番組で森さんの歌を聴けた事はとても嬉しく、『運命の出会い』と勝手に思っております。
番組で『ひとの心に届く歌を歌いたい』と仰っていましたが、そのお話の内容や、静かな物腰の裏にある情熱、乗り越えて来られた試練などを思い、心を打たれました。
その森さんを支えるものに信仰があったのですね。
私は特に信仰は持っておりませんが、個人的に『謙虚』という言葉が好きなので、シラ書の言葉もしみじみと拝読いたしました。人の心も荒んでいるように感じる昨今ですが、一人ひとりが、何か心に刻む言葉、信念のようなものを持っていれば、諦めずに生きて行けるような気が致します。
余談ですが、昨日、歌謡曲の作詞家の阿久悠氏が亡くなりました。氏の作詞された楽曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』というのを森さんはご存知でしょうか?歌詞がとても素敵で、口ずさむと涙が出そうになります。もしも森さんが歌われたら、どんな響きを持って私達の心に届くだろう?なんてふと思いました。イメージが合わないでしょうかね?
最近、入院、手術をされたとの事ですが、その後は体調はいかがでしょうか。梅雨もあけ、暑く、過酷な日々が続きます。どうぞご自愛を。
by PIGRA | 2007年8月 4日 23:59
日時: 2007年8月 4日 23:59
★知者の耳は、格言を熱心に聴く。
昔から伝わりし格言は、確かに今世でも十分通用しますね!
そして、その格言を守る事によって、
昔の人がしてきた過ちを、繰り返さずにすみます。
★何事をなすにも柔和であれ。
たおやかであれ。 と言う事ですね。
大木は、強風にさらされると、倒れるが、
竹は、しなって折れない!
〈ヒクソン·グレーシー〉
つまり、フレキシブルであれ! と言う事ですね。
★人は幸福なときは不幸を忘れ、不幸なときには、幸福を思い出さない。
この格言通りであるならば、
年収200万以下の今の私でも、不幸ではない事になりますね!!
なぜなら私は、常に希望を捨てずに、
幸せになる事を望んでいるからであります!
今回も、人の生き方について勉強させて頂き、ありがとうございました!
ダンケ·シェーン!
▼追伸
オールスター家族対抗歌合戦! の主題歌、
♪みんなで幸せ ご存知ですか?
私は、リサイタルで何回か歌った事があります。
この歌は、ソプラノの声にピッタリなので、
麻季さんに、是非とも歌って頂きたい一曲であります!
♪私が歌って、あなたが歌って、みんなが歌えば、それで幸せ!
ランランラララン、まあるい地球に愛が生まれる!〈サビ〉
by アイガーマン | 2007年8月22日 18:03
日時: 2007年8月22日 18:03