たまたま本屋さんで見かけて、面白そうなので買ってみると、とてもためになるのでご紹介したいのが、ウエイン・W・ダイアー著、渡部昇一訳・解説(三笠書房)の
「頭のいい人」はシンプルに生きる(原題Pulling your own strings)という本です。
皆さんは人の思惑に左右されない「自由」を本当の意味で持っているでしょうか。「自分さえ我慢すれば」とか「仕方がない」と諦めていることはないでしょうか?でも少しの我慢は出来ても、続けているうちにはやっぱり耐えられなくなったり、ストレスがたまったりするのではないでしょうか。そんなだれにでも起こりそうな状況を打開する手段を載せているのがこの本です。導入部分を少しご紹介します。
(抜粋)自由というものは、誰かがお盆にのせてあなたの前に差し出してくれるようなものではない。自由は自分自身で作りあげなければならないものだ。自由とは、何ら邪魔されることなく、あなたの意のままにあなた自身の人生を送ることだ。
とはいえ、自由になるということは、家族や仲間に対する責任から逃れることでは決してない。きちんと彼らへの責任を果たしながら、なおかつ自由でいる方法があるのだ。
にもかかわらず、責任と自由とは両立しないという人が必ずいる。また、自由を望むのは「利己主義」だという人がいる。こういう人たちはたいていあなたの自由を、力ずくで押さえてしまおうと考えている人たちだ。
古代の哲学者エピクテトスは自由について次のように言っている。
「自分自身の主人でないものは決して自由ではない」この言葉をじっくり読み返してほしい。
しかし、自由になるためには、見るからにたくましく力強くなる必要もなければ、そういう力を用いて他人を服従させる必要もない。
そうではなく、むしろ情緒が安定している人たちの中にこそ、世界で最も自由だと思われる人を見出すことができる。彼らは他人の気まぐれに左右されることを、ごく素直に、そして静かに拒否する。そしてそれがために、人生でコンスタントに実力を発揮することができるのである。。。
誰にでも「なりたい自分になれる強さ」があり、自分の強さも、自由を望むか望まないかも、自身の考え方、心の持ち方一つにあると説いています。自分自身の満足感を確かな物差しとして、心を鍛えてみたい方は、是非どうぞ!
動物好きの私としては、著者のこんな言葉にもうなずけました。
(抜粋)動物から学べること
ウォルト・ホイットマンは、『草の葉』の中で動物への愛を次のように鋭く表現している。
動物と共に生活できたらいいなと思う。彼らは落ち着いていて無口だ。
彼らは、自分たちの境遇について、悩んだり、泣き言を言ったリはしない。
彼らには、暗闇で眠れぬ夜はなく、罪に涙することもない。
誰も不満に思うことなく、誰も物欲に狂ったリはしない。
誰もこの地球上で恰好をつけたりするものはなく、また不幸なものもいない。
ホイットマンも言うように、動物は、とにかく、過ぎ去ったことに焦点を合わせて生きていくことはできないのだ。彼らは、美しい思い出を持つことは出来ないが、不必要に悩んだり、罪のなすり合いをすることもまたできないのである。。。