皆さま、早速番組をご覧頂き、すぐにコメントを頂き、なんだかファンの方達が家族や親戚のように応援をしていてくれるようで、とても嬉しいです!!
本当にありがとうございます。
今日のニューイヤーオペラも朝から練習があり
(テレビ番組にはカメラをはじめたくさんのスタッフの方がいらっしゃいますので、本番同様にメイクや衣裳を着けたランスルーというものを行いました)
無事に階段も降りられ!
(ドレスにハイヒールというのはあまり歩きやすいものではないのですが、生放送中に階段から落ちたら、それはそれは大変なことですから)
自分のアリアの出待ちのとき、舞台奥の階段上からの登場だったのですが、久々に心臓がものすごい鼓動になって緊張しました!
そんな特別な空気のながれるニューイヤーオペラでしたが、モーツァルトのオペラ「羊飼いの王様」から「穏やかな空気と晴れた日々」というアリアを歌わせて頂きました。
せっかくですので、このアリアの場面を少しお話ししたいと思います。
ささやかな羊飼の生活を送っているアミンタは、高貴な血を引き継ぎながら一緒に羊飼いをしているエリーザと恋人同士で、2人は地位や名誉よりも平和で愛のある暮らしに充分満足して暮らしています。
そこに王様が身分を隠してやって来て、このアミンタに話しかけます。というのもこのアミンタこそが新しい王の後継者であることが判明したので、どんな若者なのか話をしたかったのです。「汗まみれの仕事に、粗末な食事で貧しい暮らしは大変だろう」と王様がいうと「幸せな心を持って、敵を恐れず、静かで安全な暮らしが自分に相応しいのです」と毅然として答えるアミンタ。王様はますます気に入って「大王に会わせてあげよう」と提案しますが、アミンタは「結構です」と答え「大王は帝国を治める兵士の主、僕は小さな畑を耕す子羊の主、全く仕事が違うのです」と答えます。王様は「しかし天は一瞬のうちに変えることができるのだよ」というとアミンタは「天は今まで僕が羊飼いであることを望んでいました」と答え、アリアを歌います。
穏やかな空気と晴れた日々
美しい泉と緑の牧場
羊の群れと羊飼いは、この願いが叶えば幸せなのだ。
もし運命が僕に仕事を変えさせたいと望むなら
僕の考えや気持ちを神々が変えてくださるだろう。
このアリアを通して、どんな仕事にも誇りを持って、今自分に与えられているものに満足し、自分に相応しいものだと大切にして、つつがなく平穏に暮らせることを感謝するように諭しているのだとすれば、いつの時代にも共通するメッセージとなり、このオペラはモーツァルトが19歳にして完成させたオペラですが、彼が10代の頃より演奏や作曲などの天才的な素質にあわせて、深い人生観を持っていたことも伺い知ることができる、素晴らしいオペラと言えるのではないでしょうか。
あまり上演されることの無いオペラなのですが、そんな素敵なモーツァルトからのメッセージをニューイヤーオペラコンサートで歌わせて頂けて、本当に素敵な1年の幕開けとなりました。
実は私自身、ヴィデオの録画撮りに失敗してまだ放送を見れていないのですが、幸運にも(?)13日16時からBS Hiにて再放送をするそうなので、放送をドキドキしながらチェックしたいと思っています。
まだご覧になられていない方で、ご興味のある方はどうぞご覧ください。