皆さまには早速の温かいコメントを頂き、恐縮しております。
実は9日の公演後からのどの痛みが激しくなって、風邪をひいてしまいました。
いつもなら2−3日もすれば良くなるのですが、今回ばかりは悪化するばかりで、
かなり強力なウィルスに感染してしまったようです。
12日の公演から1週間安静にするようお医者さまの指示が出たのですが、一時はかなりひどくて、熱が出たり、のども痛み、鼻も詰まって眠れなかったりしたので、風邪ってこんなに苦しかったかしら?と再認識させられましたが、ずっと家で休んでいたので、熱も下がり、やっとコンピューターの前に座っていられるようにまで回復いたしました。
コンサートを楽しみにして頂いていたお客様には、本当に申し訳ありませんでした。
なるべく早く治して、次の公演には、復帰したいと思っております。
実は、風邪よりももっと辛いことがありまして、昨晩母が帰宅すると、実家にいるうちの猫の1匹が突然死していて、母も私もただただ呆然と信じられないというか、何が起こったんだろうと困惑しております。
ちょうど8歳になったばかりのプリンツ(ドイツ語で王子様という意味があります)くんは、私のところにいるブリューテやデルフィーと共に5つ子として生まれてきました。すくすく育って、うちの猫たちの中でも一番大きく、体重も8キロ以上ある元気な猫だったのですが、体に似合わずとても恐がりで、気の弱いところがあリました。
でもブラッシングをしたり、体をなでてあげると嬉しくて大きな体をドテンと転がし、真っ白なおなかを見せてごろごろ言っている甘えん坊さんでもありました。
最近ではジルくんが(昨年10月半ばに天国へ逝ってしまったのですが)いよいよ危ないというときに、獣医さんから輸血を勧められ、うちで一番大きなプリンツくんが健康にも全く問題がないとお墨付きももらって、ジルくんに輸血をしてくれました。恐がりのプリンツくんは獣医さんにもあまり行ったことが無く、知らない人に体を押さえられるだけでもブルブル震えていたようですし、輸血の間もとても心細くて怖かったと思うのですが、家に帰ってからは「えらかった!がんばった!」とヒーローのような存在でもありました。
そんな経緯もあったので、まさか健康優良児のようなプリンツくんと突然のお別れをすることになるなどとは夢にも思っていませんでした。
アージュ、ジルくん、プリンツくんと昨年からちょうど5ヶ月おきに家族とも言えるうちの子供たちが天国へ逝ってしまい、今回は前の2匹のように看病することも、最期の時を一緒に過ごすことも出来ず、本当に悲しみが募ります。
どうして、何も悪いことをしない、ただただかわいい天使たちは、こうして短い一生なのでしょうね。
死んでしまった姿も、ただいつものように眠っているようで、かわいい限りなのですが。
プリンツくん、最期に一緒にいてあげられなくて、ほんとにごめんね。。。
飼っている動物が飼い主の悪運を取り払ってくれるというのを聞いたことがあります。
彼らも私や母に降り掛かる災難を自の命と引き換えに、取り払ってくれたのかもしれません。
そうだとしても、やはりもう少し一緒にいたかったと思うのは、望みが大きすぎるでしょうか。
ジルくんやアージュの旅立ちに心が塞いでいるとき、本屋さんで思わず号泣してしまう本に出会いました。
こうしてブログなどに勝手に掲載してはいけないものなのかもしれませんが、動物が好きな人にとっては、本当に心に届く言葉なので、是非ご紹介させてください。
「犬との10の約束」
訳 落合恵子
絵 メグ ホソキ
発行 リヨン社
発売 二見書房
(下記の3編の物語がお気に召しましたら、どうぞかわいい挿絵の入った本をご覧ください)
犬の十戒
私の一生は 10年から15年くらいしかありません
ほんのわずかな時間でも あなたと離れているのはつらいのです
私のことを迎える前に どうかそのことを心に刻んでおいてください
あなたが私に望んでいること を
私が理解できるようになるまで時間が必要です
わたしを信頼してください........ それだけで 私は幸せです
わたしを長い間叱ったり 罰として閉じ込めたりしないでください
あなたには仕事や楽しみや 他の友達だっているでしょう
でも.....わたしにはあなたしかいないのです
もっとたくさん わたしに話しかけてください
たとえあなたの言葉そのものは わからなくても
わたしに話しかけるあなたの声で理解しています
あなたが私にどんな風に接しているか 気づいてください
わたしはそのことを決して忘れません
わたしを叩く前に思い出してください
わたしには あなたの手を簡単に噛み砕くことが出来る歯があることを
けれどわたしはあなたを噛まないようにしていることを
言うことをきかない 頑固だ 怠け者だと叱る前に
わたしがそうなる原因が何かないかと あなた自身考えてみてください
適切な食事をあげなかったのでは?
太陽が照りつけている外に 長時間放置していなかったか?
年を重ねるにつれて心臓が弱ってはいないだろうか?
わたしが年をとってもどうか見棄てないでください
あなたも同じように年をとるのです
最期の旅立ちの時には そばにいてわたしを見送ってください
「見ているのはつらいから」とか.....
「わたしのいないところで逝かせてあげて」なんて言わないでください
あなたがそばにいてくれるだけで
わたしはどんなことでも安らかに受け入れることができます
そして..... どうか忘れないでください
わたしがあなたを愛していることを
(原文は英語)作者不明
虹の橋
天国の ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります
この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は いのちを終えるとそこへ行くのです
そこには 私たちの特別な共のために用意された草原や丘があり
彼ら みんなは走り回って遊んでいるのです
たっぷりの食べ物と水 日の光に恵まれ
私たちの友は暖かく 快適に過ごすのです
病気だった動物も年老いていたものも みんな元気を取り戻し
傷ついたり不自由な体になっていたものも
元の体と元気を取り戻すのです
過ぎた日々の夢の中のように......
みな幸せで満ち足りて入るけれど ひとつだけ欠けているものがあります
それは 自分にとって特別な誰か 残して来てしまった誰かが
ここにいない寂しさ
動物たちは みな一緒に走り回って遊んでいます
ある日 その中の一匹が突然立ち止まり 遠くに目をやります
瞳はきらきらと輝き 体は小刻みに震えはじめます
突然 その子はみなから離れ 緑の草の上を疾走し始めます
速く それは速く 飛ぶように
あなたを見つけたのです
あなたとあなたの友は 再会の喜びに固く抱き合い
もう二度と離れることはありません
幸せなキス キス キスがあなたの顔に降りそそぎ
あなたの手は愛する友を優しく愛撫します
そしてあなたは 信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです
あなたの人生から長い間失われていた
けれど心からは一秒たりとも消えなかったその瞳
それからあなたとあなたの特別な友は ともに「虹の橋」を渡っていくのです
(原文は英語)作者不明
虹の橋のたもとにて
天国とこの世とを結ぶ橋がある
その色合いから「虹の橋」と呼ばれているその橋
「虹の橋」の一歩手前には草原や丘 緑あふれる谷がある
大切な動物は 最期の時を迎えるとそこに行く
そこにはいつも食べ物と水があり 季節はいつも暖かい春
歳をとって体が弱っていたものは ここへ来て若さを取り戻し
体が不自由になっていたものは 元通りの姿になる
そうして 彼らは日がな一日遊んでいる
橋のふもとには 愛されて来た動物たちとは様子が異なるものもいる
疲れ果て 飢えて 苦しみ 誰にも愛されなかった動物たち
他の動物たちが 一匹また一匹と
特別な誰かと共に橋を渡っていくのを
淋しそうに眺めている彼ら
彼らには 特別な誰かなどいない
生きている間 そんな人間はひとりも現れなかったのだから
しかしある日 いつも通り走ったり遊んだりしていると
橋のかたわらに 誰かが立っているのに気づく
その人はそこに繰り広げられている特別な友同士の 再会を淋しげに眺めている
生きている間 その人は動物と暮らしたことがなかった
彼は疲れ果て 飢え 苦しみ 誰にも愛されなかった
そんな彼がひとりたたずんでいると
愛されたことがない動物たちが近づいてくる
どうしてひとりなの? と
愛されたことがない動物と 愛されたことがない人間が
少しずつ歩み寄って...... ひとつの奇跡が
なぜなら 愛されたことのない人間と愛されたことのない動物は
寄り添うために いま ここに
この世では果たせなかった特別な誰かと 特別な動物として いま ここに
こうして最後に「虹の橋」のたもとでふたつの魂は出会い
痛みや悲しみは消え 二つの心はぴったりと重なる
そうして
いっしょに「虹の橋」を渡り
もう二度と別れることはない
(原文は英語)作者不明
本の帯には
「この物語は人と犬との物語ですが、
主人公の犬を、家族、親しい友人、会社の同僚など
周りの人に置き換えると、大切なことに気づきます」
と書き添えてあります。