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2008年5月 アーカイブ

2008.05.30. Fri

すっかりご無沙汰いたしました!


今年の5月は戦後一番の雨量になる勢いだそうで、今日も肌寒い一日でしたが、皆さまにはお変わりなくおすごしでいらっしゃいますか。
私の方はおかげさまで体調も良く、公演なども順調にこなせる日々が続いております。
ですがブログの方はすっかりご無沙汰してしまい、大変申し訳なく思っております。
ご無沙汰している間にも温かいコメントを多数頂き、本当に感謝しております。


最近のリサイタルでは、今までよりも少しお耳馴染みのない歌曲なども取り上げさせて頂いたので、お客様の中には退屈に思われる方もいらしたかと存じますが、なるべくプログラムに歌詞などの内容もとりあげて頂き、これからも少しでも皆さまにお楽しみ頂けるよう努力をして行く所存です。そして必ずプログラム中や、アンコールには皆さんの大好きな名曲も取り上げますので、新しいものに挑戦させて頂く事もお許し願えればと思います。
私などは、自分が演奏を聴く立場の時、もちろん聞き慣れた名曲をどう演奏してくださるかも楽しみなのですが、今まで知らなかった、でも素敵な曲に出会えると、本当に幸せな気持ちになって、その作曲家の作品を勉強してみたいなぁと思い、また新しいものを歌う事によって色々な発見や、音楽の深さを改めて噛み締めたりも出来るので、私の感じた感動を少しでもお伝えできればと思いつつ、これからも新しいもの、そして名曲も含めてプログラムを組んでゆきます。


先日5月24日には有楽町の国際フォーラムにて糖尿病を克服する学会のイヴェントで歌わせて頂きました。欧米並みの食事が手軽に楽しめるようになって、今やますます増え続けているとかで、5000人の方が集まって熱心に勉強していらっしゃいました。美味しいものが手軽に食べられるようになるという事も、幸せなようですが、気をつけていないと健康を害してしまうのだなぁと考えさせられる一日でした。


最近、とても興味深い、面白い本を頂き読んでおります。茂木大輔さんの書かれた「拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術」という本ですが、実際に拍手のルールというのもとても詳しく、わかりやすく書かれているのですが、クラシックは何であるかや、Jクラシックの位置づけ、クラシックの敷居がどうして高く感じるのかなど、本当にそうだなぁと納得させられます。例えば文中を抜粋いたしますと


「会場の雰囲気だけでなく、そこで奏でられる音楽もまた、限りなく高級である。大天才が長年の精魂傾けた複雑な交響曲を、数百年前から受け継がれたイタリアの弦楽器など高級楽器の美しい音で、ひとつの楽器専門に何十年も修行をした、「ほとんどは」才能ある美貌の演奏家が、100人という単位で奇跡のように合奏し、それをひとりで統率する世界的指揮者・・・クラシックはズバリ、贅沢で、お金と手間、才能と技術の結集した音楽形態なのであります。
そこで。
フランス料理の前菜や高級ワインを、たった1回結婚式で味わったところで「おいしい!」と思うことはあっても、その材料や調理法、相対的な比較など、文化全貌を理解することは出来ないのと同じように、「複雑で、飽きない、本格的な芸術」は、誰の目にも明らかに三流のものと違う高貴な魅力を放っている。・・・・・」


というように、わかりやすい例えでクラシック音楽や、演奏会というもの、そしてそこでのマナーなどを取り上げています。
茂木さんといえばN響のオーボエ首席奏者であるほか、指揮者としても大活躍され、さらに空前の大ブームとなったのだめカンタービレのクラシック音楽監修もされ、さらにオーケストラやクラシック音楽を綴った著書も豊富、と多才な方なのですが、この「拍手のルール」も是非お勧めしたい一冊です。


また演奏会のご報告や、日々の気になることなども含めてブログを更新してゆきますので、お読み頂ければ幸いです。
天候不順の折、どうぞ皆さまもご自愛なさってご活躍ください。

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