今年の5月は戦後一番の雨量になる勢いだそうで、今日も肌寒い一日でしたが、皆さまにはお変わりなくおすごしでいらっしゃいますか。
私の方はおかげさまで体調も良く、公演なども順調にこなせる日々が続いております。
ですがブログの方はすっかりご無沙汰してしまい、大変申し訳なく思っております。
ご無沙汰している間にも温かいコメントを多数頂き、本当に感謝しております。
最近のリサイタルでは、今までよりも少しお耳馴染みのない歌曲なども取り上げさせて頂いたので、お客様の中には退屈に思われる方もいらしたかと存じますが、なるべくプログラムに歌詞などの内容もとりあげて頂き、これからも少しでも皆さまにお楽しみ頂けるよう努力をして行く所存です。そして必ずプログラム中や、アンコールには皆さんの大好きな名曲も取り上げますので、新しいものに挑戦させて頂く事もお許し願えればと思います。
私などは、自分が演奏を聴く立場の時、もちろん聞き慣れた名曲をどう演奏してくださるかも楽しみなのですが、今まで知らなかった、でも素敵な曲に出会えると、本当に幸せな気持ちになって、その作曲家の作品を勉強してみたいなぁと思い、また新しいものを歌う事によって色々な発見や、音楽の深さを改めて噛み締めたりも出来るので、私の感じた感動を少しでもお伝えできればと思いつつ、これからも新しいもの、そして名曲も含めてプログラムを組んでゆきます。
先日5月24日には有楽町の国際フォーラムにて糖尿病を克服する学会のイヴェントで歌わせて頂きました。欧米並みの食事が手軽に楽しめるようになって、今やますます増え続けているとかで、5000人の方が集まって熱心に勉強していらっしゃいました。美味しいものが手軽に食べられるようになるという事も、幸せなようですが、気をつけていないと健康を害してしまうのだなぁと考えさせられる一日でした。
最近、とても興味深い、面白い本を頂き読んでおります。茂木大輔さんの書かれた「拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術」という本ですが、実際に拍手のルールというのもとても詳しく、わかりやすく書かれているのですが、クラシックは何であるかや、Jクラシックの位置づけ、クラシックの敷居がどうして高く感じるのかなど、本当にそうだなぁと納得させられます。例えば文中を抜粋いたしますと
「会場の雰囲気だけでなく、そこで奏でられる音楽もまた、限りなく高級である。大天才が長年の精魂傾けた複雑な交響曲を、数百年前から受け継がれたイタリアの弦楽器など高級楽器の美しい音で、ひとつの楽器専門に何十年も修行をした、「ほとんどは」才能ある美貌の演奏家が、100人という単位で奇跡のように合奏し、それをひとりで統率する世界的指揮者・・・クラシックはズバリ、贅沢で、お金と手間、才能と技術の結集した音楽形態なのであります。
そこで。
フランス料理の前菜や高級ワインを、たった1回結婚式で味わったところで「おいしい!」と思うことはあっても、その材料や調理法、相対的な比較など、文化全貌を理解することは出来ないのと同じように、「複雑で、飽きない、本格的な芸術」は、誰の目にも明らかに三流のものと違う高貴な魅力を放っている。・・・・・」
というように、わかりやすい例えでクラシック音楽や、演奏会というもの、そしてそこでのマナーなどを取り上げています。
茂木さんといえばN響のオーボエ首席奏者であるほか、指揮者としても大活躍され、さらに空前の大ブームとなったのだめカンタービレのクラシック音楽監修もされ、さらにオーケストラやクラシック音楽を綴った著書も豊富、と多才な方なのですが、この「拍手のルール」も是非お勧めしたい一冊です。
また演奏会のご報告や、日々の気になることなども含めてブログを更新してゆきますので、お読み頂ければ幸いです。
天候不順の折、どうぞ皆さまもご自愛なさってご活躍ください。
![Maki Mori [ Official Blog ]](http://www.makimori.com/images/spacer.gif)
Comment - コメント -(13)
麻季姫、お体順調の事安心いたしました。
さて、私は4月26日のリサイタル堪能させていただきました。姫の舞台に伺うのは5回めでしたが今回特にロジーナは低音に凄みと迫力があり素晴らしさに酔いしれました。 期間限定の産物でしょうか(笑)
この日の会場では、姫のポスターを頂けました。大切にします。
これからの季節、天候不順が続くと思います。どうかご自愛下さいませ。有難うございました。
by ネモリーノ | 2008年5月30日 05:50
日時: 2008年5月30日 05:50
お元気そうで何よりです。でも今の時期、先日の「フリン伝習録」のように何度も立ったり座ったりするのはお辛くはないでしょうか?舞台上の麻季さんからはそんなそぶりはまったく感じられなかったですが・・・。「フリン・・・」は私が東京に住んでいたころオペラシティでの世界初演(?)を聴く幸運に恵まれ、その後引っ越した西宮でまた拝聴出来るとは、私はよほど不倫に縁があるようです(!)それにしても何度みても楽しい舞台ですね。これからもどうか体調最優先でのご活躍をお祈りしております。
by TOTORO | 2008年5月30日 08:48
日時: 2008年5月30日 08:48
メッセージの途絶えた期間が長かったので、ひょっとしてご病気では、と案じておりました。お元気のようで、何よりです。
6月以降の演奏活動、予定どおりで大丈夫でしょうか?小生、6月5日(木)愛知県芸術劇場でのオーケストラとの共演、R・シュトラウスの4つの歌を聴くのを楽しみにしておりますので。またこのところ世界中で災害が頻発しているので、できればアンコールでアヴェマリアなどを歌っていただければ嬉しいな、と勝手に思っています。よろしくお願いします。
by カツオ | 2008年5月30日 09:34
日時: 2008年5月30日 09:34
連日の各地でのリサイタル本当にお疲れ様です。
そして、そんなお忙しい中のメッセージありがとうございます。
私は、練馬のリサイタルに行かせて頂きました。
ラッキーにも最前列の真ん中でお目にかかれることが出来て
素敵な時間を過ごすことが出来ました。
音楽の世界は本当に広くて、名曲は星の数ほどありますよね。
自分だけの力では、きっと一生かかっても、曲や作曲家との出会いは限られてしまうと思います。
なので、全く知らなかった素敵な曲に出会えるチャンスを与えて頂いて有り難いです。
大人になると、なかなか「初めて」を経験する機会も少ないので(笑)。
これからも、ドキドキ・ワクワクさせて下さいね。
宜しくお願い致します。
by miwa | 2008年5月30日 13:38
日時: 2008年5月30日 13:38
久しぶりにブログの更新が
されていて〜
嬉しく拝見致しました。
安定期に入られお体の調子も
公演も順調とのこと〜〜
何よりでございます。
今、育まれている赤ちゃんは
お腹の中で、日々、森さんの
美しい演奏を聴けるのですね。
何と幸せな赤ちゃんでしょう。
ご出産の9月まで4ヶ月ですね
厳しい夏を越さねばならない
ですね。
私も出産が8月末でしたので
その苦しさは分ります。
森さんの身体への負担が
少しでも楽になります様
お祈り致しますとともに
ご安産をお祈り申し上げます。
by 柚子 | 2008年5月30日 15:36
日時: 2008年5月30日 15:36
連日のリサイタル本当にお疲れ様です。 私は、フィリアでのリサイタルを聴きました。
新しいプログラムと、森さんの微妙な声の変化に、また新たな感動をいただきました。
特に、リサイタルでは滅多にお目にかかることのないマーラー4番では、チョン・ミュンフンさんとのコンサート共演を思い出しましたが、今回の4番は また格別の味わいでした。 テンポの緩急にめりはりを付けていたのはミュンフンさんとの共演を踏襲しているように思えましたが、今回はリサイタルということでその細部がより露になっており、テンポの速い部分をこれ程までに精緻に歌唱していたのかと本当に感激しまいました。 オペラシティでも歌ってくれると思いますが、また楽しみにしています。 また、今は相応しくないと思いますが、いつの日かKindertotenliederを歌っていただければと思います。
ところで、森さんはシューベルト・シューマン・ブラームスなどのドイツ歌曲をまだ本格的に取り上げていないようですが、これら大御所は「美味しいものは最後に食べる ← 私の場合」風にまだまだ先なのでしょうか(笑)。
それから、茂木大輔さんの本、興味深いですね。 確か、バーンスタインだったと思いますが、クラシック音楽とは「厳密な音楽」であるというふうに言われていました。 結構、自由な演奏スタイルだったバーンスタインでさえ、楽譜どおりに精緻に演奏しなければならない、という訳です。 茂木さんの言われている「大天才が長年の精魂傾けた複雑な交響曲を、数百年前から受け継がれたイタリアの弦楽器など高級楽器の美しい音で、ひとつの楽器専門に何十年も修行をした、ほとんどは」才能ある美貌の演奏家が、100人という単位で奇跡のように合奏し」と共通するところがあるように思います。
私も、ふと、クラシック音楽とは?、なぜ古の音楽を繰り返し聴くの?、などと考えてしまいます。 現代のあらゆる音楽の源は、古の時代に創造された「調性音楽」だと思います。 そして、その調性音楽が最も高度に充実したのが、バッハなど以降の所謂クラシック音楽なのだと思うのです。 私たちは、モーツァルトやベートーヴェンなどの当時の精神構造をもとに作曲されたクラシック音楽を、現代の一流の演奏家を介することによって、いわば当時の作曲家と同様の思索に辿りつくことができるのではないでしょうか。
by 太郎 | 2008年5月30日 20:14
日時: 2008年5月30日 20:14
麻季さん、お元気そうで安心しました(^-^)
私事ですが、10年以上飼っている猫たちが昨年から病気で他界し悲しい日々が続いています・・。
麻季さんの歌を聴き励まされ頑張っています。
麻季さんの歌は本当に癒しです・・・。
これからも素晴らしい歌声を私達に聞かせてください、麻季さんはマリアさまのようです。
健やかな赤ちゃんのご誕生、心よりお祈りしています。
天国にいった猫たちにも麻季さんの素晴らしい歌声が聞こえていますように。
P.S 大人婚、とても良かったです(^^)
by mayumi | 2008年5月30日 20:29
日時: 2008年5月30日 20:29
『拍手のルール』、私も読みました。共感すること頻りで、私ども聴衆の共有すべきことが書かれている、必読本とさえ思われます。
以前ここで、麻季さんのリサイタルでも尚早な拍手があったと書いたことがあります。一方、拍手などの感動の表現は自由なもので、規制されたり、堅苦しかったりするのは嫌だという意見もあります。「クラシックの堅苦しさ」を壊そうとしている演奏家もいます。しかし、茂木さんのいうように、クラシックにはクラシックの「ルール」があるという立場を私は支持します。
『拍手のルール』を読むと、「フライング拍手」に代表されるルール違反が、如何に演奏家と聴衆の双方に悪影響を及ぼすものかを知ることができるでしょう。
演奏者+聴衆=公演。演奏者と聴衆の共同作業によって、音楽会は成立するものだと思います。聴衆として、より多くの人が満足できる環境づくりを心がけていきたいものです。
by c_d | 2008年5月30日 20:39
日時: 2008年5月30日 20:39
こんばんは!
少し前に練馬のリサイタルにお邪魔しました。久喜で初めて麻季さんの生声をお聞きし感動し、さっそく練馬に母親を誘って鑑賞に行きました。母親も私に負けないくらい感動していました。
現在厳しいレッスンを受けながらも麻季さんのような素敵な歌手になれるよう励んでいます。これからは母も一緒に応援させていただきます(^-^)
またどんどん名曲を聴かせてください♪
by 歌姫 | 2008年5月30日 22:05
日時: 2008年5月30日 22:05
麻季姫さま
こんばんにゃ!!
やったー久し振りのブログ更新
おめでとうございます。パチ パチ。
実は先日の5/24日の国際フォーラム行ってきましたよー
会場の1時間前にはすでに100人ぐらいの行列が・・・
で・・・受付開始の12:30分
今まで、こんなに走ったのは何年振り?
前から3番目の席をゲット(ゼイゼイ ハアハア:笑)
そして、麻季姫の歌声で初めて聞く「アベ・マリア」はもう・・・
この世のものではないくらいの世界観で・・・気がついたら両手を組んでおがんでいるクミちーたでありました。
その時、5000人の聴衆の方々の
一切の雑音が消えて、ただただ
麻季姫の歌声に聞き入っていたのを記憶しています。
あー思いだしただけで鳥肌が・・
今回はじめて、麻季姫の歌声を聴く友人も
「わけがわからないけど涙が止まらないの・・・」と言っておりました。
そして、あっという間の5曲が過ぎて・・・美しい蝶のような麻季姫は舞台をヒラヒラと去っていったのです。
もっと もっと聴いていたい・・
その思いはますます強くなるばかりですよ。
麻季姫は私、クミちーたに魔法かけましたね(笑)
話はつきませんが これからも
応援いたします(お金と時間と体力が続く限り:エへへ)
では、麻季姫のご健康と益々の
成功をお祈りいたします。
世界の平和を
平和な世界を
by クミちーた | 2008年5月31日 01:53
日時: 2008年5月31日 01:53
これからも、私の知らない未知の曲を聴かせてください。森麻季さんのコンサートを通じて、色々と新しい音楽の勉強をできることを楽しみにしております。そして日本ではなかなか演奏の聴けない合奏団も呼んできていただきたいと思います。
以前、スランプになった時のお話、今でも大切に私のPCに保存しております。コンコーネしっかりと今も勉強しております。
コンサート3回聴きに行きましたが、2回目に気づいたこと、高音を出す時、私の私感ですが、肩が15センチ程下がること、しっかりと勉強させていただきました。家に帰ってきてから物まねをしました。なるほど納得でした。
7月28日大阪でのコンサート大変だと思いますが、私は楽しみにして聴きに行きます。
去年、アンコールでいずみホールの2階のバルコニィー席へ向いて歌っていただいた事、大変嬉しく思っております。次回のシンフォニーホールは、1階席の良い席を取れました。楽しみにしております。
くれぐれも体調にお気をつけてくださいね。
by yasuharu | 2008年5月31日 04:06
日時: 2008年5月31日 04:06
こんにちは。しばらく更新がなかったので心配しておりましたが、お元気そうで何よりです。
7月オペラシティでのリサイタルの曲目変更が発表されていましたね。麻季姫の演奏会には毎回、曲を勉強してから臨みたいと思っています。あと一ヶ月ほどですが、頑張りたいと思います!曲の内容はもちろんのこと、麻季姫がなぜこの曲を選ばれたのか、どういう風に美しく表現されるか、と考えることがとても楽しいです♪
お忙しい日々が続いていらっしゃることと思いますが、どうぞ体調にお気を付けて、お過ごしください。
by まゆ | 2008年5月31日 09:41
日時: 2008年5月31日 09:41
わしと申します。
しばらくぶりに麻季さんのメッセージに接して、大いに安心しています。母子ともに順調なご様子、何よりのことです。これからも引き続き順調でありますように祈っております。
さて、本日は、以下いささか耳障りなことを申し上げます。前回から、かれこれ2ヶ月近くメッセージが途絶えていましたよね。その間、空白が続いた理由は、もとより小生の知るところではありません。ことのほかファンを大事にされる麻季さんのことですから、身辺に、何かブログどころではない、のっぴきならぬ状況でも持ち上がっているんじゃなかろうかと、いささか案じていました。それとも他意はなく、ただ単に少し筆が鈍っていただけなのかもしれません。どちらであろうとも、あえてその詮索をしようとも思いません。でも、2ヶ月弱は少し長かったですね。
ブログとは、そもそもマイペースでやればよいことではありますが、麻季さんのように多くのファンを持つ方がブログを始めたとなると、もっぱらマイペースだけでは済まない部分も出てこようというものです。ファンに対する義理とでも申しましょうかね…。
ファンは麻季さんの動静を知りたくて、日々ブログの更新に注目をしています。特に、今の麻季さんは身重の身。その後、順調に推移しているのだろうかと、多くのファンが気に掛けています。小生は、幸い、先日5月11日の京都公演を聴く機会があり、その時点での順調を確認できましたが、そうした機会のないファンにとって、この2ヶ月弱の空白は、いささか気の揉める長さだったと思われます。
長いメッセージを寄せていただく必要はないのです。2、3行の短い書き込みでもいいのです。折に触れ、麻季さんからの情報発信があれが、ファンはどれだけ気が休まり、落ち着けることでしょう。
駆け出しの頃、上司から教わりました。報告は、異状があったとき、その異状を報告するだけではなく、異状がなかったときは、「異状なし」との報告を入れることが大切である、Information Hungryの状態にさせてはいけないと。
いやこれは、お気に障ることをあれこれ申し上げました。どうも年が重なってくると、小言っぽくなっていけません。ご無礼の段、ご容赦下さい。
by わし | 2008年6月 1日 00:29
日時: 2008年6月 1日 00:29