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2009年5月 アーカイブ

2009.05.17. Sun

ポッペアの戴冠


今日無事にポッペアの戴冠の公演が楽日を迎えました。
私の人生初ともいえる悪役!ポッペアは官能的でかっこいい役所でした。

Poppea.jpg
©新国立劇場

暴君ネローネとポッペアはかなりの悪というか、身勝手な二人ですが、最後の2重唱は比類なく美しく、このポッペアの戴冠は人間ドラマがどろどろと渦巻いた凄いオペラで、それぞれの役の言葉の中に深い人生の教えがあり、色々と勉強させられました!!

皆さまが良くご覧になるレパートリーオペラ(例えばカルメン、椿姫、トスカ、などドラマティックな描かれ方をした女性には声もドラマが要求され、私が良く歌う娘役や妖精とかなどは声や歌い方に清純さや透明感などが求められるなど)のカテゴリーでしたら絶対にドラマティックな声の方が歌うであろう役ですので、モンテヴェルディのような1600年代の、まだ声のキャラクターと役柄が決められていなかったオペラに、このポッペアがあって、モンテヴェルディ様に感謝です。

そしてもちろん選んでくださった、バッハコレギウムジャパンの鈴木雅明先生にも
心より御礼を申し上げたいです。鈴木先生の指揮、そしてバッハコレギウムジャパンの皆さまの演奏、またご一緒させて頂いたネローネ役のレイチェルさん、オッターヴィオ役のダミアンさんをはじめ歌手陣もスタッフも、私にとってはすべてが最高でした!!
そして今回の「コンサートオペラ」は新国立劇場の中劇場で行われましたが、シンプルな舞台の中に歌手が個々として存在し、何より一言一言に合わせて字幕が出るという画期的な手法にも驚かされました。より音楽と言葉、また、それを表現する声に注目でき、歌う方は声だけを裸にされたような、ごまかしがきかない真剣勝負ですが、この字幕と演出による効果は本当に素晴らしかったです。鈴木優人さん、田村吾郎さんをはじめとする芸大卒のブレインたちが、日々徹夜を重ねて作り上げた努力の結晶だそうですが、今後も様々な舞台で生かされていってほしいと願うところです。

思えばこの4月からは愛の妙薬が終わるとすぐに新しいリサイタルが次々と始まり、歌っては移動、歌っては移動という毎日が続き、間にハイドンの大曲、四季の公演などもあり、歌うだけでも気の抜けない毎日でしたが、さらにレオが何度も高熱を出して夜中に救急病院に何度も通ったりと本当にばたばた続きでした。
何日間も眠れない日が続いたりしたせいか、さすがに声にも影響が出て、帯状疱疹が出たりと「このままオペラまで乗り切れるのか。。。」と不安もありましたが、今日の公演を無事に終えられて、本当に嬉しい限りです。

ブログも全く手が付けられず、楽しみにしてくださっている皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたが、また写真やレオの事も含めてご報告いたしますので、どうかお許しください。
この4月から5月の一連のリサイタル、コンサート、そしてポッペアの戴冠の公演にご来場くださった皆さま、そして支えてくださった全てのスタッフの皆さまに、心より御礼を申し上げます。

2009.05.21. Thu

リサイタルのテレビ放送


放送の御知らせが遅れて申し訳ありません。
実はまだ私も放送を見れていないのですが。。

4月15日のリサイタルがテレビで放送されます。

2009年 5月18日(月) 6:00〜6:55
2009年 5月25日(月) 13:00〜13:55
NHK-BS ハイビジョン クラシック倶楽部

2009年7月8日(水)午前10時55分〜11時50分
NHK BS2 クラシック倶楽部

森 麻季 ソプラノ・リサイタル
1. オラトリオ「天地創造」 から 強い翼で (ハイドン作曲 )
2. オラトリオ「四季」 から なんというさわやかさ (ハイドン作曲 )
3. 歌劇「ジュリアス・シーザー」 から なんじの優しい瞳をあがむ (ヘンデル作曲)
4. 歌劇「ジュリアス・シーザー」 から ( ヘンデル作曲 )
   レチタティーヴォとアリア「つらい運命に涙はあふれ」
5. 歌劇「クセルクセス」 から ラルゴ「なつかしい木陰」 ( ヘンデル作曲 )
6. 歌劇「アレッサンドロ」 から 何かしらまだわからないが ( ヘンデル作曲 )
7. さくら横ちょう ( 加藤周一 作詩 /中田喜直 作曲 )
8. さくら横ちょう ( 加藤周一 作詩 / 別宮貞雄 作曲 )
9. 初恋 ( 石川啄木 作詩 / 越谷達之助 作曲 )
10. 歌劇「ジャンニ・スキッキ」 から わたしのお父さん ( プッチーニ作曲 )
11. 歌劇「ボエーム」 から わたしが町を歩くと ( プッチーニ作曲 )
ソプラノ : 森 麻季
ピアノ : 山岸 茂人

収録: 2009年4月15日, トッパンホール

当日はこんな日に限って。。と思いつつも、レオを救急病院に連れて行ったり、自分ののどの調子も思わしくなく、声をとぎらせずに歌うのがやっとという感じでしたが、調子の思わしくないときだからこそ出来ることは何かと、言葉と音の作りにいつも以上に深く向き合い、思いを込めた公演です。自分自身は放送を見るのがちょっと怖い気もするのですが、ご興味のある方は是非ご覧ください。

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