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2009年7月 アーカイブ

2009.07.02. Thu

フィリアホールと北とぴあのリサイタル


今日は東京では強い雨が降っておりますが、皆さまご機嫌いかがでしょうか。

私の方は先日の土曜日にフィリアホールでのリサイタル、そして昨晩は北とぴあのリサイタルを無事に終えたところです。
どちらもとても思い出深いホールで、フィリアホールはもう6−7年程前でしょうか、初めてソロでのリサイタルをさせて頂いたホールなのです。

初めの頃は緊張して、プログラムの最後までたどり着くのがやっとだったのを良く覚えています。
それ以来、少しずつ各地でもリサイタルをさせて頂けるようになって、オペラやオーケストラのコンサートとはまた違った、よりお客様と一対一で会話が出来、歌の歌詞や音楽を私のペースで積み上げて行くことができる、リサイタルという形がとても好きになりました。
一人で約2時間、来てくださったお客様の貴重な時間を任される訳ですからより責任重大ですが、皆さんの拍手や、喜んでくださる表情に支えられて、またパワーを頂きながら歌い終えられるというのは本当に大きな幸せです。
アンコールのときには会場が明るくなるので特にですが、皆さま一人一人の表情がよく見えたり、こうしてブログにコメントを頂いたりして、来てくださった方の直接のご感想等を頂けることは本当に励みになります。
ご来場頂きました皆さま、そしてスタッフの皆さまに心より御礼申し上げます。

北とぴあは以前に「月の世界」というハイドンの珍しいオペラに参加させて頂き、そして楽しくてモールァルトやロッシーニを彷彿とさせるような素晴らしい作品で、指揮者をはじめ共演者やスタッフにも恵まれて本当に思い出深いオペラとなりました。
その北とぴあで昨晩はリサイタルをさせて頂き、またこの11月13日、15日には北とぴあ国際音楽祭のイヴェントとしてグルックの「思いがけないめぐりあい、または、メッカの巡礼」という作品に参加します。

月の世界でもご一緒した指揮者の寺神戸さんとオーケストラの皆さま、そして月の世界で喜劇の主役を演じて、歌も演技も「こんなに素晴らしい、そして笑わせてくれる歌手がいたのか!」と同じ歌手同士が尊敬の眼だったフルヴィオさん、私の憧れでもある野々下さんともまたご一緒できることになり、そちらも楽しみにしております。
今回の作品はモーツァルトの「後宮からの逃走」のような話に音楽的にもシリアスな部分とコミカルな部分とが混ざってとても親しみやすい作品なのだそうです(まだ勉強不足ですが。。)
ご参考までに北とぴあのサイトです
昨日からチケットも発売されたようですので、ご興味のある方は、是非劇場に足を運ばれてください。

この夏は7月一杯リサイタルなどで日本におりますが、そのあとはレオを連れてはじめてのイタリアに行って参ります。8月5日は広島で平和記念のコンサートがあるので、こちらのために一時帰国いたしますが、またヨーロッパに戻り、エディンバラ音楽祭でヘンデルの「リナルド」を歌いに参ります。こちらも、ご興味のある方はどうぞ!
エディンバラ音楽祭、ヘンデル「リナルド」の情報サイト
帰ってからは9月1日からまた東京でコンサートが始まります。
スケジュールの更新が遅れていて申し訳ありませんが、順次掲載して行きますので、またスケジュールの方も随時ご覧頂ければ幸いです。
それでは、梅雨のお天気が続くようですが、皆さまには素敵な一日をお過ごしください。

2009.07.08. Wed

リサイタルの放送予定


今日NHKBS2でリサイタルの模様が再放送されます。
お時間のある方は是非ご覧くださいませ。
詳細はNewsのリサイタルのテレビ放送をご覧ください。

2009.07.15. Wed

オペラシティでのリサイタル


今日はオペラシティでのリサイタルでした!
4月から各地でリサイタルをしていましたが、ハイドンとヘンデルの没後にちなんだコンサートの集大成として、ハイドン、ヘンデルの名難曲アリアばかりで統一したコンサートとなりました。
東京近郊もリサイタルが多かったので、色々な場所で聞いてくださった方もいらっしゃいますが、毎回少しずつ進化し、変化した装飾部をお聴き頂けましたでしょうか?
今日は特にBrilla nell'alma という曲の装飾部を大きく変化させまして、高音からソプラノとしては歌ったことの無い低音まで使って、とても充実した装飾を歌うことができました。
新しい装飾をつけて行くというのは、自分の中ではスケートのジャンプが少しずつ出来るようになってくるような感じで、始めはジャンプも出来ないのに、ジャンプして1回転できるようになり、2回転半が出来るようになり、それが3回転になり、今度はバックして入ってきて3回転が出来た!みたいな、少しずつ技術レベルをあげていくような楽しみがあります。
初めてその曲に出会ったときには、CDなどで歌われているテンポで歌うのは人間業ではないと思われる程のことが、練習しているうちに少しずつ歌えるようになって、始めは書かれている音をきちんと歌えるようにするのがやっとなのですが、そこに少しずつ装飾を足していって。。。時間はかかりますが、出来るようになるとその進歩がはっきりと感じられるので、とても楽しい勉強です。
昨年はまだレオがおなかにいましたが、今回はレオにリハーサルを聞かせられるようになって、今日のコンサートの余韻を感じながら、改めてこの1年を振り返りしみじみとするこのごろです。
ご来場頂きましたお客様に、心より御礼申し上げます。

2009.07.31. Fri

イタリアに無事着きました


暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでしょうか。
いつもブログをお読みくださり、そして温かいコメントを頂き感謝しております。
こうして色々なご意見を頂けることは本当に有り難いことだと痛感しております。
Bartoliさんは本当に素晴らしい歌手で以前から良くCDなどですが拝聴しておりますし、これからもじっくり勉強して、少しでも近づけるようにがんばりたいと思います。

あと、声楽科からプロになるには?とご質問頂きましたが、声楽科(だけでなく音楽や芸術の道を目指す方全てに当てはまるのでしょうが)が卒業してからプロになるための道というのは、本当に険しいものだと思います。私はまだまだ未熟ですので、もちろん先生などはしておりませんし、こうしてお返事するのもおこがましいですが、皆が情熱を持って一生懸命に勉強して、日本だけでなく海外などでも研鑽を積まれる方が本当に多くいらっしゃるのですから、プロになろうという意識も大切にしつつ、ひとつひとつの演奏できる場を大切にしながら、自分のペースでステップアップしていくことが大事なのではないでしょうか。緊張したり、色々な積み重ねが経験になって、歌を成長させてくれると思います。
あと、一般的な勉強のように、数学的な要素で割り切れるものでもないので、個人的な趣味や主観に大きく左右されますが、そんな中でも自分の道を切り開いて、苦労もされたり、困難も乗り越えられたりして人間的にも音楽的にも器の大きな、人に愛される先輩方が活躍されているように思います。運を切り開くのも人間力なのかも知れません。そう思って、私自身も少しでも先輩たちに近づけるようにこの人間力を演奏の技量と共に高めていければと思っております。

話は変わりますが、私の方は初めてレオを連れてイタリアに参りました。長いフライトや道中を案じておりましたが、お医者さまのアドバイスがとても良かったせいか、長泣きすることなく、よく食べてちゃんと眠ってくれて、元気にたどり着くことができました。
せっかくのご配慮で目の前にベビーベットをご用意頂いたのですが、体重が重すぎて使えなかったのだけがちょっと残念でしたが。。。キャビンアテンダントの皆さまにもたくさん可愛がって頂き、ご機嫌に過ごせて、本当にほっとしております。
またイタリアでの様子もご報告いたします。

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