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1.公演などのご報告 アーカイブ


2007.04.01. Sun

月の世界

春らしくなって!などと言ったばかりですが、ブログを始めるにあたって、まだ記憶に新しい(!?)昨年12月1日、2日に行われた「月の世界」(北とぴあ国際音楽祭)から振り返りたいと思います。
ハイドンのオペラというと日本ではあまり上演の機会もありませんでしたが、モーツァルトやロッシーニに多大な影響を与えたと思われる「月の世界」は本当に楽しい、美しいオペラでした。
今回初めてご一緒させて頂いた野々下 由香里さん、フルヴィオ・ベッティーニさんを始めとする、素晴らしい共演者のあまりに美しい歌唱、芸達者な演技、寺神戸 亮さん率いるレ・ポレアードも最高でした!
そして本番のホールを使って、オケ合わせや、HP、GPと練習を重ねられたことも、この公演の成功の鍵を握る大きな要因だったと思っています。これはいつも温かく、きめ細やかにサポート頂けた北区文化振興財団の皆さんのおかげです。
そして音楽のみならず、視覚的にオペラをさらに盛り上げたのは、演出の三浦 安浩さんと衣裳の加藤 礼次朗さんです。このお二人が今までに見たことのないような斬新で楽しいオペラに仕立て上げてくださいました。
私はおかげで、ますますバロック・オペラが大好きになりました!
皆さま本当にありがとうございました!!

Flaminia

(第1幕フラミニア役の衣裳)
(厳しいお父さんに縛られ、自由の利かない様を鎖と鍵が示しています)

2007.04.02. Mon

静響と堤先生

12月9日にはグランシップ&静響クラシックコンサートシリーズと題するコンサートで、モーツァルトのハ短調ミサのアリア、モテット、ヴェスペレのアリアなどを歌わせて頂きました。
堤先生の指揮は、テンポもオーケストラとのバランスも、歌い手に優しく、まさしく先生のお人柄そのものだといつも感じます。
そして先生のご指導のもと、オーケストラは瞬く間にイギリスや、北欧の香りを漂わせるバロック・オーケストラのようなしっとりとした響きに変わるのでした。これもまた見事な演奏でした!
歌い慣れたつもりの曲も、オーケストラの響きによって、また新たな発見があり、音楽の奥深さの探求は生涯続くのだろうと実感させられるこのごろです。
堤先生、静響の皆様、ありがとうございました!

2007.04.03. Tue

バッハ・コレギウム・ジャパン

12月10日からはバッハ・コレギウム・ジャパンの皆様と共に、モーツァルト生誕250年記念 特別演奏会として、モーツァルトのヴェスペレとレクイエムを4公演歌わせて頂きました。
maestro Suzuki

(写真左 鈴木 雅明先生)

尊敬する鈴木 雅明先生を始めとするコレギウムの皆さんの演奏は、本当に毎回脱帽でした。
特に、一人一人がソリストと言っても過言ではないコーラスの皆さんの、透き通った美しいハーモニーは、本当に心に染み入りました。一般的なモツレクでは聴くことのないアンティフォネもまるで教会にいるような神聖さでしたし、マエストロのご指導のもと、言葉を大切に、意味を具現化するように心がけて、あの空間にソリストとして歌えたことが本当に幸せです。
これは聴きに来てくださった方、出演者にしかわからない秘密ですが(!)モツレクの終わり方に、あのような崇高な表現があったとは!! 本当に驚くばかりです。
また皆様と共演できる日を心待ちにしつつ。。。
素晴らしい演奏、そして機会を頂き、ありがとうございました。

mit Solisten BCJ

(写真左より マリアンヌ・キーラント さん、森、鈴木 雅明先生、アンドレアス・ヴェラーさん、ドミニク・ヴェルナーさん)

2007.04.05. Thu

ウィーンでの思い出

makimori_03

2006年の歌い納めと2007年の歌い初めはウイーンのコンツェルトハウスで、ヨハン・シュトラウスの春の声や『こうもり』からアデーレのアリアなどを歌いました。憧れのコンツェルトハウスはとても音響も良く、シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラの皆さんの軽やかなウィーンのワルツに乗せられて、とても幸せな時間でした!
danke wien


more +

2007.04.06. Fri

シュトラウス・フェスティヴァル・オケとのニューイヤー・コンサート

今年の1月はウィーンに始まり、同じシュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラの皆さんと共に、越谷、東京、横浜、西宮、京都、豊田、佐世保の7カ所をツアーしました。
ウィーン気質の陽気な音楽、オーケストラの皆さんも演奏のみならず、たくさんの楽しい趣向をこらし、皆さんの良く知るうっとりするような美しいワルツの数々、と盛りだくさんでしたから、お客様にもとても喜んで頂けました。
私の方はウィーンから帰って、人生初の4日間連続公演ということもあり、いかにベストなコンディションを保てるかということも課題でしたが、皆さんとお客様の楽しんでいる雰囲気に乗って、アンコールまで高音のカデンツァを繰り返したり、今まで歌ったことのない高音にチャレンジしたりと、私自身も心から楽しめる公演となりました。
ウィーン公演大成功のすぐあとだったので、オーケストラの皆さんとも打ち解けて、ツアー最終日にはみんなで涙のお別れをしました!皆さんおつかれさまでした!!
そして本当にありがとうございました!!!
また楽しい公演でご一緒できるのを楽しみにしております!

2007.04.07. Sat

新日本フィル+Maestro アルミンク 

1月19日はバッハの教会カンタータ『もろびとよ歓呼して神を迎えよ』BWV.51を新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で歌わせて頂きました。
今回は難曲のバッハカンタータで、歌うこともさることながら、アンサンブルやバランスをとるということも決して容易ではなく、試行錯誤を繰り返しました。
でも新日本フィルとの公演は、いつもトリフォニーという響きの素晴らしい大ホールで、マエストロのお稽古も含めて3日間たっぷりと練習できるので、その間に色々な発見や、勉強ができ、充実した演奏を作り上げることができます。
練習の間ずっと、バランスを聞いてくださる方や発音をチェックしてくださる方がいて助けて頂き、マエストロ・アルミンクには、さらに多くをご指導頂きました。
おかげで本番ではオーケストラの皆さんや、トランペットのヘルツォークさんともぴたりと息が合い、今まで私のアジリタ(16分音符が連続するような速いパッセージ)も、ただテンポを追うだけだったのが、テンポの中で自由な音楽を描けるようになりました。それを即座に捕らえて同じように返してくれたコンマスの方の演奏は本当に見事で、何と嬉しかったことでしょう!
華やかなアリアに続いて荘厳なアリア、こちらもチェロとオルガンの絶妙なテンポに支えられて長い息のフレーズも美しく仕上がり、最後にまた華やかなアレルヤと、やはりバッハは偉大だなぁと痛感しつつ...
マエストロ、そして新日本フィルの皆さん、本当にありがとうございました!!

2007.04.10. Tue

小松先生と4つの最後の歌

2月12日はフィルハーモニックアンサンブルの創立30周年記念という大切な公演で,大好きなリヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」を歌わせて頂きました。
私の方は初めてこの曲をオケと歌うということもあり、そして大編成のため、一般的にはドラマティックな声の方が歌うということもあり、芸劇の大ホールできちんと声を聞かせられるだろうかという心配もありましたが、小松先生のアンサンブルの熱心なご指導のもと、私の声と歌い方にぴったりと寄り添って頂き、無事に歌い終わりました。
この4つの最後の歌は、お客様の中にもこよなく愛すると思われる方がいらして、私が歌う一言一言を噛み締めるように、うなずきながら聴いてくださる方も見えましたし、3曲目あたりからは(私も特にBeim schlafengehen 眠りのときと、Im Abendrot 夕映えのときが大好きです)あちらこちらに曲の素晴らしさに涙する方が見られました。超難曲を本当に涙が出るように演奏してくださった、小松先生、オケの皆様に深謝いたします。
そしてますますのご発展をお祈りしております。

2007.04.11. Wed

都響+聖響くん

2月15日は聖響くん指揮、都響の皆さんともモーツァルトのモテットとスザンナのアリアなどを歌わせて頂きました。
聖響くんとは思えば10年以上前からご一緒させて頂いていて、最近では良くモテットなどといった、バロックの作品を歌わせて頂いておりますが、絶妙なテンポ感、そしてオケと歌を一番良い形へと導いていく音楽性にいつも驚かされます。
例えばモテットなどはテンポの速い部分があり、そして中間にゆったりとしたところがあり、同じ演奏者でもその日のコンディションや音楽へのアプローチによって微妙にテンポが変化するのですが、それをぴたりと見抜く技(?!)はお見事としか言いようがありません。
彼の指揮は相乗効果を得られるというか、自然な音楽の美しい流れへと導いてくれて、その中で安心して、より良い形で自分の音楽を引き出すことができます。
今回はすぐ前に「4つの最後の歌」という、私としては重めの大曲を歌ったということもあり、今までより深く、太めの線に作っていったのですが、オケ合わせの時からそれを即座に生かしてくださり、そして都響の皆さんも崇高なモーツァルトを奏でてくださいました。
私がオケの皆さんと歌っていて「幸せだなぁ」と思う瞬間がいくつかあります。
自分がフレーズを丁寧に歌ったり、音楽的に特徴を持たせて歌ったときに、それをオケの方が聴いてくださり、即座に演奏で返答してくれることがその一つなのですが、都響の皆様はいとも容易くその幸せな瞬間を何度も実現してくださいました。聖響くん、都響の皆様、本当にありがとうございました!


日本のお客様の中には海外の一流オーケストラ、指揮者の演奏は何よりも素晴らしいと思われている方も多いようですが、柔軟な音楽性と高度な技術を持った日本のオーケストラ、指揮者が、世界に劣るとは全く思えません。
日本以外の国々が、自国を誇り讃えるように、日本の素晴らしさにもっと気づいて頂ければと願っております。


7月には聖響くんとアンサンブル金沢の皆さんとともに、宗教曲のアルバムを録音させて頂くことになっております。物質的には恵まれていても、精神的に幸せと思えない人が増えている中、そして未だに戦争で尊い命が失われ続けている中、私に出来る一つのお祈りとして神聖な音楽を録音したいと思っております。年内リリース予定ですので、どうぞご期待ください。

2007.04.12. Thu

ドレスデン聖十字架合唱団&ドレスデン・フィル

tuttimitKreuzchor
©Frank Höhle


2月27日にはドレスデン聖十字架合唱団&ドレスデン・フィルの皆さんとバッハの教会カンタータ「わが心に憂い多かりき」BWV21とモーツァルト「レクイエム」を歌わせて頂きました。
この日は本当はペーター・シュライアー氏が指揮の予定でしたが、来日前に怪我をされて、いつもドレスデン聖十字架合唱団の音楽監督として共演されているクライレ氏が指揮をしてくださいました。合唱団の声は、まさしく天使の声というか、闇の中に差す一筋の光のように崇高で、マエストロの熱い指揮(すべてのパートをご一緒に歌われて、たてるべき言葉を少年たちを見ながら発語されて、そして悲しみにうちひしがれたところでは、本当に心痛めてお振りになって、マエストロを見ているだけでもすべてのドラマを演じてくださっているようで感動しました)のもと、私も彼らの声に導かれて、天から降り注ぐ光のように歌おうと心がけました。


mitKreuzchor
©Frank Höhle


彼らは日本のみならず韓国などもツアーされて、日本に来てからも連日の公演で前日までには練習などが出来ませんでしたが、このバッハのカンタータは私にとって初めて歌うもので、アリアや重唱ととても美しい、責任重大な箇所があるので緊張しておりました。


mitJochensingen
©Frank Höhle


でもクライレ氏のご指導のもと(写真右のヨッヘンさんとは、以前にバッハ・コレギウム・ジャパンの公演でもご一緒していて、フィッシャー・ディスカウを思わせるような完璧な発音と表現に憧れているのですが)ヨッヘンさんと世にも美しいイエスとの2重唱が歌えてとても幸せでした。


mitJochen
©Frank Höhle


今年の復活祭前の聖金曜日(4月6日)はドレスデンにいたので、本場の聖十字架教会で彼らのマタイを聴きました。
キリスト教徒にとってはイエスが受難を受け亡くなられた特別な日であるので、教会には満席状態の4000人を超える人々が集まり、荘厳な雰囲気の中、演奏が行われました。
特別な日ということもあり、演奏後にも拍手が無く、イエスが受難を受けたところでは私を含めてすすり泣く方をたくさん見かけました。本当に胸を打つ公演でした。
(マタイ受難曲は学生の頃、小澤征爾さんのサイトウキネンでの公演で、合唱ですが(!)先輩と共に暗譜をして歌った思い出もあり、聴くたびにどうしても泣かされてしまう特別な曲なのです。)
また日本公演を楽しみにしております。
クライレさん、そしてソリストの皆さん、そして天使の合唱団の皆さん、崇高なひとときをありがとうございました!

2007.04.18. Wed

ばらの騎士初日!その1

いよいよ3月22日の公演日を迎えました。
昨日までの緊張もほぐれて、いよいよ!という気持ちでこの日を迎えました。
公演当日の写真を交えながら、当日を振り返りますね。


Faninal役のゾフィーのお父さんが、「今日は厳かな、大いなる日、神聖な日だ!」とゾフィーの婚約者を迎える日を讃えて2幕が始まりますが、まさに私にとってもドレスデン国立歌劇場のデビューとなる瞬間で、この言葉が心にしみました。

Grossertag
©Yutaka Nakamura


ゾフィーは心驕ることなく謙虚でいられますようにと、何度も歌います。

Demut
©Yutaka Nakamura


美しい2重唱が始まりました。「まるで新鮮なばらのように強い香りがします」と初めて素敵なオクタヴィアンに会って、ドキドキしながら歌います。本当に初めて歌う、ゾフィーの聴かせどころとも言えるところで、本心からドキドキしました。

hateinenstarken
©Yutaka Nakamura


「あなたのことはもう良く存じています」と恥ずかしがりながら、オクタヴィアンについて知っていることを打ち明けます。ますます素敵で優しいオクタヴィアンに惹かれていきます。
ichkennihn
©Yutaka Nakamura

続く。。。

2007.04.19. Thu

ばらの騎士初日!その2

いよいよ婚約者が現れました。男爵さまと聞いていたけれど、何という振る舞いかしら!と戸惑うゾフィーに養育係のマリアンネが、立派な騎士は格式張らずに、ざっくばらんな振る舞いをするものです、となだめます。

act2scene
©Yutaka Nakamura


mitmariane
©Yutaka Nakamura


オックス男爵が近寄って「結婚で一番楽しみにしているのは何だね?」と聞き、ゾフィーは「何を考えていらっしゃるの?」と答えます。ゾフィーにとっては呆れた、びっくりするようなことばかり言われます。

nonimmaginavo
©Yutaka Nakamura

オックスが「ほぅわしの好みだ」「ひな鳥のような肩」「肉はちと薄いがまぁいい」
「だが輝くような白い肌は気に入った」などと勝手なことばかり言います。ゾフィーにとっては最悪な婚約者でした。

Schultern
©Yutaka Nakamura

調子に乗ったオックスの不躾な態度はエスカレートし、ゾフィーは耐えられなくなって「手を放して、あなたは一体何なのです!」と訴えます。

lasciami
©Yutaka Nakamura

続く。。。

2007.04.20. Fri

ばらの騎士初日!その3

オックス男爵が「大事な用があるのでちょっと中座するよ。その間にいとこのオクタヴィアンにあんたの話し相手を頼もう」と言って出て行こうとします。

vaivia
©Yutaka Nakamura

皆が出て行って、オクタヴィアンは「あんな人と結婚するのですか?」と問い、ゾフィーは「絶対に嫌です、どうか助けてください」とお願いします。

zuihm
©Yutaka Nakamura

オクタヴィアンに「我々2人のためにがんばるのです」と言われ、初めて聞いた素敵な言葉にゾフィーは涙します。

nonpiangere
©Yutaka Nakamura

そして初めての...!

mitocterste
©Yutaka Nakamura

続く。。。

2007.04.21. Sat

ばらの騎士初日!その4

そして初めてのキス!

erstekuss
©Yutaka Nakamura

2人が仲良くしているところを捕らえられて、オックス男爵が現れ「さてお嬢さん、これはどういうことかね?」と問いただされます。

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©Yutaka Nakamura

何を言っても聞かないオックスにオクタヴィアンが決闘を挑み、オックスが傷を受けます。実際はかすり傷なのに「人殺し!」と大げさに騒ぎ立てます。

ocksferito
©Yutaka Nakamura

そこへゾフィーの父ファニナルが戻り「新築のわしの屋敷で、こんな不始末が起こって。。。」と嘆き、娘の幸せより世間体を重んじる彼は「絶対結婚するんだ!」とゾフィーに命令します。
ここからが4月14日のブログでもご紹介したお父さんとの言い争いとなります。
必死でしたが、忙しい言い争いの間の出入りも決まり、なんとかうまく行きました。
私の「いや!」と言っている顔もすごいですが、写真右のお父さんのびっくり顔が何とも印象的でした。

heiratdenherrn
©Yutaka Nakamura

続く。。。

2007.04.22. Sun

ばらの騎士初日!最終回

3幕になって、元帥夫人が現れます。すべてを「ウィーン風の仮面劇、それだけのこと」「この縁談とそれにまつわる出来事はすべて終わり」とあしらいます。ゾフィーはオクタヴィアンとの恋もすべて終わるのだわと嘆きます。

act3mitMarscharin
©Yutaka Nakamura

最後には「私たちがこうして一緒にいられるなんて、夢のよう」と美しい2重唱を歌います。

act3mitoct
©Yutaka Nakamura

そして最後のキスをして、幕を閉じます。

letztekuss
©Yutaka Nakamura



大歓声の中、カーテンコールです。


curtincall
©Yutaka Nakamura
写真左よりオックス男爵役のクルト・リドルさん、元帥夫人役のゾイレ・イソコスキさん、オクタヴィアン役のゾフィー・コッホさん。いずれもトップスターの皆さんにも関わらず、本当に優しい、楽しい方達でした。


思えば、緊張もプレッシャーも、憧れの大歌手の皆さんに支えられて、彼らの隣で同じ舞台に立てる喜びで満たされて、舞台を終えることができました。
いつも「うまく行ってるね、素晴らしいね!」と励ましてくださった皆さんに、心から御礼を申し上げます。


mitMaerkul
©Yutaka Nakamura
写真右 マエストロ 準・メルクル氏

そして舞台の間、ずっと支えてくださったマエストロ・メルクルにも心から感謝を込めて!!


この公演の一部が『世界一やさしいオペラ入門 ドレスデンオペラで女を磨く』として5月12日(土)10:30-11:25 日本テレビ系列で放送されます。
そして11月18日、23日、25日には日本公演がありますので、どうぞお楽しみに。

2007.04.29. Sun

大和高田でのリサイタル

昨日は大和高田さざんかホールでのリサイタルでした。初めて伺いましたが、1040席の美しい、素晴らしい響きのホールでした。今回は新緑の季節という事もあって、天地創造のアリアを2曲入れました。1曲目は「新緑が目を喜ばせ、花が優美な眺めを引き立て...」2曲目は「力強い翼で鷲(わし)は誇らしげに舞い上がり、風を切って太陽へといち早く羽ばたく、雲雀(ひばり)は楽しげに歌い、鳩は静かに愛をささやく」と歌うものですが、自然の恵みは本当に有り難いものです。お天気が良く、清々しい風が吹くだけで気持ちまで清々しくなりますから。
コンサートには大和高田の方々のみならず、たくさんの方にお越し頂き、ほぼ満席状態でした。熱気あるお客様に支えられて、公演を無事に終えられました!
今回は特に華やかなイタリア・オペラでは拍手を多く頂きましたが、地域によってお客様の関心ある曲が違って、様々な反応を頂けるのも、楽しみのひとつです。
皆さまありがとうございました!!

2007.05.26. Sat

ジャガー・ルクルト meets オペラ

今日はジャガールクルトという伝統ある、芸術的な素晴らしい時計のイヴェントがミッドタウンで行われ、歌わせて頂きました。司会にロバート・ハリスさん、賀来千香子さんを迎え、トークを交えた素敵なパーティーでした。楽屋が一緒だったこともあり、憧れの賀来千香子さんと身近にたくさんのお話をさせて頂きました。賀来さんも舞台に立たれてミュージカルをお歌いになったり、ヴォイストレーニングをなさっているとのことで、歌のことも詳しくご存知で、本当に楽しくお話しさせて頂きました。美しさもさることながら、優しくて気さくなお人柄に、ますますファンになりました!
ジャガー・ルクルトの時計も今回初めてつけさせて頂きましたが、1800年代にアントワーヌ・ルクルトが技術を発明し、1900年代にジャガー・ルクルトのブランドが誕生し、その後もドイツ、フランス、スイスの高級時計に影響し続ける、歴史と伝統を重んじる姿は、まるでオペラのようで、重みを感じました。そんな芸術作品を身につけられる方は幸せですね!

2007.05.28. Mon

宗次ホールでのリサイタル

昨日は名古屋に新しく出来た宗次ホールというところで歌わせて頂きました。総合監修をなさっておられる三枝成彰さんのトークを交えて、作品や作曲家の紹介もあり、とてもためになるコンサートになりました。定員310席という、演奏家を最高の音響の中で独り占め出来るような、とても贅沢感のあるホールでした。
この宗次ホールというのは、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、現在日本に1000店舗というカレー専門店を築き上げた創業者、宗次氏が建設したホールです。「お客様の視点に立ったホールを作りたい」という発想から『芸術支援』を実現するために現実化されたホールで、年間コンサート数を日本一へと、地元の若手演奏家から世界一流のアーティストまで様々なコンサートが行われるようです。皆様も機会がありましたら是非お出かけください!

2007.06.02. Sat

紀尾井ホールでのリサイタル

神聖な紀尾井ホールの響きに助けられ、山田耕筰先生の歌曲6曲や、ハイドンの天地創造、モーツァルトのハ短調ミサ曲のアリアなどを、無事に歌うことができました。
それにしても「曼珠沙華」って心を捕らえて放さない名曲ですね。これからもずっと歌っていきたいです。
アージュのこともあって、舞台に上がるまで元気がなかったのですが、何度歌っても深く美しい響きのホールに感動させられ、素晴らしい音楽と会場に来てくださった皆さまの温かい拍手に支えられて、心のいっぱいになる演奏会となりました。
皆様に改めて深謝いたします。
高校時代の親友も来てくれたのですが、会うだけで楽しい気分になれるなんて、友達は本当に有り難いなぁと改めて思うこのごろです。


amici

2007.06.26. Tue

仙台、静岡、秋川での公演について

皆さまには大変ご心配頂いて、温かい励ましの数々を本当にありがとうございました。
しばらく、ぽっかりと心に穴があいたようで、何も手につかないというか、気分が塞いでおりましたが、おかげさまで少しずつ元気になってきました。


今日は久しぶりに公演のご報告をさせて頂きます。
まず、6月10日には仙台のケヤキホールでモーツァルトのレクイエムがありました。テノールの錦織さんを始め、バスの成田さん、アルトの高山さんという美声のソリストに加え、私の後輩にも懐かしく逢えるような素晴らしい合唱団で、レーデル教授の代わりに急遽指揮をしてくださる事となったレニッケ教授のご指導のもと、東京交響楽団の演奏も荘厳に響き渡りました。
何度歌ってもやはり「モツレク」(省略してこう呼んだりします)は良いなぁと思いながら、アージュのレクイエムとならないようにとも祈りながら、心を込めて歌いました。
ご一緒した皆さま、素晴らしい演奏をありがとうございました。


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左から成田さん、錦織さん、レニッケ教授、森、高山さん




続いて6月13日には静岡のしずぎんホール・ユーフォニアでリサイタルがありました。この公演はまずお申し込みを頂き、抽選に当たった方のみがご購入頂け、その収益は公益信託しずぎんふるさと環境保全基金に寄付されるという特別な公演でした。462席という限られたお席に10倍程のお申し込みがあったと伺いました。お申し込み頂いた方には改めて御礼を申し上げます。
この日は前日の夜にアージュが亡くなってしまったので、大切な公演だというのに、とても悲しい気持ちで舞台に上がりましたが、皆さまから温かい拍手を頂いて、歌い終わる頃にはだいぶ元気になりました。ただ、選曲した宗教曲や歌曲が、死に関するものが多かったので、歌っていて取り乱しそうにもなりました。でも今から思えば、こうして皆さんの前で歌える機会を頂いて、とても救われているのだなぁと思います。ホールも今回の曲にとてもふさわしい響きのホールでした。静岡の皆さま、本当にありがとうございました!


6月16日には秋川キララホールでリサイタルがありました。今回はピアニストの横山幸雄さんと久しぶりにご一緒させて頂きました。横山さんの演奏は前日のご自身のリサイタルにも関わらず力強く、輝くような演奏で、そして私の伴奏には静かに深く演奏してくださいました。ホールの響きもまるで教会で歌っているかのように荘厳な響きで、心にしみる演奏会でした。秋川の皆さま、そして会場に来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。

2007.06.27. Wed

大阪、戸畑での公演

6月18日には大阪のいずみホールでリサイタルがありました。こちらのホールの響きは聴きにいらっしゃるお客様の方が良くご存知でしょうが、まるで声が金粉になって天井からお客様の方へ柔らかく降り注ぐような響きで、大好きなホールです。こちらでは今年の3月にもリサイタルを行わせて頂きましたが、おかげさまで追加公演をさせて頂ける事になり、1年に2度もいずみホールでリサイタルが出来るなんて、本当に幸せな事です。ご来場頂いた方には改めて深謝いたします。
まだアージュへの悲しみは残っておりましたが、私の個人的な感情や思いのみならず、もう一度テキストの内容を掘り下げようと試み、それが吉となった公演だったと思っております。いつも華やかなプログラムを歌うと、より大きな拍手をして会場を盛り上げてくださる大阪の皆さまには、静かな重い内容の曲が続いて「あまりお楽しみ頂けなかったのでは?」と心配もいたしましたが、いつものように温かい拍手を頂き、コメントにも素晴らしい感想を頂いたりして、ほっとしておりました。こうして皆さまからコメントを頂き、率直なご意見を頂く事がどんなに有り難い事かと実感しております。
山岸さんの伴奏はいつも完璧で、私がどんなに自由に歌ってもぴたっと合わせてくださいますが、この日は伴奏もさることながら、ソロの演奏も本当に素晴らしくて、聴くたびに深みを増して行く演奏には、本当に脱帽です。
大阪の皆さま、本当にありがとうございました。


6月21日には北九州の戸畑市民会館、うぇるとばたにてリサイタルがありました。こちらのホールは初めて伺わせて頂きましたが、舞台から見ると800席とは思えない大きなホールで、響きも紀尾井ホールやいずみホールに匹敵するほど素晴らしいものでした。舞台が花道のように右と左にお客様の方へと続いていて、アンコールのときには思わずそちらに足が向いてしまいしたが、私の勝手な思いつきにも関わらず、瞬時に照明の方がご対応くださいました。その甲斐あって、より近くで聴けた事が嬉しかったというコメントも頂き、裏方の皆さまにも改めて御礼申し上げます。この日も、思えばお客様の温かい拍手と主催者の方々の心のこもったおもてなしに支えられて、胸の一杯になる公演でした。
公演が終わると玄界灘からの潮の香りが涼やかな風と共に吹き、とても心地よい夜でした。北九州の皆さま、ご遠方からもご来場頂いた皆さま、本当にありがとうございました!!

2007.06.30. Sat

東京オペラシティでのリサイタル

1600人に及ぶ満員のお客様に温かく見守られながら、昨日オペラシティでのリサイタルが終わりました。十分に歌い込んできたレパートリーで、リハーサルでも一番後ろの席で録音をしてバランスや響き、発音がきちんと届いているかも確認したし、思えば今月はたくさんのリサイタルもあり、いつも通りに歌えば良いんだと、舞台に出て行くまでは緊張していなかったのですが、歌い出したとたんに1600人の熱気というか、響きも練習の時と違って聞こえて、ちょっとドキッといたしました。でも音楽に集中しているうちに、その緊張も解け、お届けしたい内容と、音楽的な解釈を実現することができました。
オペラシティのコンサートホールは1632席という大ホールにも関わらず、pp(ピアニッシモ)や繊細な息づかいまでがすべてのお客様に届く、魔法のようなホールです。そして響きが格別に良いにも関わらず、残響によって子音が聞き取れなくなったりしない、理想的なホールとも言えます。その素晴らしいホールと、山岸さんのいつもながらの卓越したサポートに助けられて、私自身、歌詞の一言一言を大切に味わいながら歌うことができました。
シュトラウスの歌曲や、モーツァルトの宗教曲などは、お客様も息をのんで長いフレーズを聴いてくださっているのか、曲間にほっとされて、咳払いが起きるのがこちらから印象的でした。
そして本当に温かい拍手を頂き、たくさんのお客様が私に手を振って喜んでくださる姿を見て、感無量です。まだその余韻が聞こえてくるようです。
ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。

2007.07.05. Thu

東京オペラシティでのリサイタル 追加公演

皆さまのおかげで2公演とも無事に終えることができました。
昨日も満員のお客様の温かい拍手に助けられて、胸いっぱいのコンサートとなりました。
5日前に同じホールで歌わせて頂いた甲斐もあって、よりホールの響きを楽しむ事も出来ました。皆さまのコメントにあるように、本当に素晴らしいホールです。
お客様も演奏者も幸せにしてくれるのですから!


昨日は所々のどの調子がいつもと違うなぁなどと思って、曲に影響しないようにと、より冷静に、発声を考える場面もありました。なので自分自身は先日の方がのびのびと歌えていたのではと思っていたのですが、両日を聴いてくださった方は、昨日の方が良かったと仰るので、(アージュが見守っていてくれたのかもしれませんが)冷静にジャッジしながら歌えている時の方が、より良い演奏になるのですね。本当に歌は奥が深いです。


昨日のプログラムは前半は(愛と)死がテーマのもので、私の身近にも最愛の人を亡くした方が多くいらっしゃるし、いつも感慨深く、また、歌うたびにもっと深い答えはないものかと、表現探求意欲も湧き上がります。


マタイやヨハネなどバッハの作品は、何の罪も無いイエスが私たちのへの愛の為に亡くなるという、聖書の内容に沿った場面で、キリスト教徒にとってはとても重い内容ですし、Befreitは前述の通りで最愛の人を見送る思いを歌ったもの、4つの最後の歌はシュトラウスが80歳を過ぎて書いた作品で、街や劇場などといった文化遺産が戦争で無惨に破壊され、失望し、そして自分の死を予感した彼がすべてのものの終焉を意識させられる4つの詞をもとに書き上げました。


人生にも四季があり、青春と言われる春、そして活力や夢にあふれる夏は短く感じられる通り、きっとそれが自然の摂理で、必ず長い冬があって、それを耐え忍ぶ力を蓄えるものが、春を味わうことができるようになっているのでしょう。


3曲目の眠りにつく時は「もう私は昼の明るさに疲れ、星の瞬く夜の訪れを心から憧れ求めている。手よ、すべての仕事を捨て、額よ、すべての思考を忘れるのだ。今の私の願いはひたすらまどろみにつく事なのだ。(と歌い世にも美しい間奏が入ります)そうすれば魂は何にも縛られることなく、自由に羽ばたくだろう。(余談ですが、この羽ばたくというfluegen という言葉にシュトラウスがppピアニッシモをつけているところが、神がかって素晴らしいです)、夜の魅惑に溢れた世界を求めて、今までより深く、何千倍も生きるために(もう一つ余談ですが、死んだあとには魂が残り、永遠に生き続けるという考え方があります。この何千倍も深く生きるという言葉が、死というものをただの恐怖ではなく、この先は魂は自由に永遠に生き続けるのだとtief und tausendfach(深く、何千倍も)と長く感動的なフレーズで表現し、zu leben(生きるために)と世にも美しく、そして優しく終わリを告げて、私たちを悟らさせるかのようです)」


死は本当に身近に自身に感じるときにはとても恐ろしく、苦しいものだろうと想像します。
命ある限り、ほとんどの場合は死に直面すると絶望し、もっと生きたいと願い、死ぬ瞬間よりも、死に直面して死を意識している時間というものが辛いのではないかと思われます。


4曲目の夕映えの時は、長い間人生を共に歩んだものの歌です。「私たちは喜びにつけ悲しみにつけ、手に手を取って歩んできた。歩んだ果てに今穏やかな丘の上で休んでいる。既に辺りは暗くなっていた。2羽のひばりがまだ空高く夢見るようにさえずっている(余談ですが、このひばりはこの2人の夢や、希望の象徴でもあると思われます)。さぁこっちへおいで、鳥はそのままにして。間もなく眠りの時が来ても、私たちは孤独の中で、道に迷わずにすむように。あぁ広大で穏やかな平和よ。この深い夕映えに包まれて、こんなにも歩み疲れた私たち、この疲れは死に似てはいないだろうか。」(余談ですが、伴奏のトリルの音がひばりのさえずりを現し、天国から差す光のようにきらきらと輝きます。)
以前に素晴らしいコメントを頂きましたが、この最後の ist dies etwa der Tod(この疲れは死に似てはいないだろうか)の歌い方が、いつもいつも最後の最後までどれが本当の答えなのかと、迷うところです。すべての人たちに感謝を捧げて、安らかに死を受け入れ、そう表現するのか、やはり人は死の恐怖を感じて穏やかになろうと思っても、最後まで苦しむのか。。。。。
私は最近アージュと最後の時を迎えて、もう目も定まらないのに、そんな力も残っているはずがないのに、私の方を一生懸命見ようとして、最後にうなるように、何かを訴えるように逝ったのを見て、命の切れる瞬間というのは肉体的には強い力が現れるものなのだと思い知らされました。命が断ち切られるのですから、そんな簡単なことではないのですね。
そんなことを色々考えて、最後のTodのTを歌いました。
でももし私なら、最後を迎える時、きっと恐怖に押しつぶされそうになっても、私に関わってくださったたくさんの方や、動物を思い起こして感謝を捧げたいと、-odと延ばすところは、そんな思いを乗せようと歌いました。
これからもずっと歌っていきたい、本当に素晴らしい曲です。
歌うたびに試行錯誤しながら、少しずつ発見もあり、進歩し、成長できるように、そして、この曲の本当の答えに近づいて行ければと思っています。
長々と重苦しい内容で失礼いたしました。


プログラムの後半は、この突き詰めた思いを、花火のように舞い上がらせる、華やかな曲を添えました。(ちょっとはしゃぎ過ぎたと自己反省していますが。。。)華やかな楽しい曲も、これからも取り上げますので、今後も応援頂ければ幸いです。
ご来場頂いた皆さま、スタッフの皆さまも含めまして、本当に心から御礼申し上げます。

2007.07.17. Tue

レコーディング終了!

金聖響さん指揮、アンサンブル金沢のオーケストラの皆さまと、大好きな宗教曲を4日間たっぷり録音させて頂きました。石川音楽堂のホールも素晴らしい音響ですし、技術スタッフも本当に信頼をおける方達で、温かい皆さんに囲まれて、終わったときにはジーンとくるレコーディングでした。
聖響くんの音楽性とテンポ感は、私が言うまでもありませんが、天才的です!!
オーケストラのクリアなサウンド!この透明感あるハーモニーに本当に聞き惚れてしまいます。そして、今回はソリストのように難曲にお付き合い頂いたフルート、オーボエ、ファゴットの皆さまにも、特に御礼を申し上げたいです。
モーツァルトのモテットや、ハ短調ミサのアリア、バッハのマタイ、ヨハネ受難曲のアリア、ハイドンの天地創造のアリア、フォーレのレクイエム、フランクの天使の糧と、思い入れのある曲ばかりを、マエストロとオーケストラの皆さんに助けられて、今出来るすべてを実現しつつ、録音することができました。
録音されたテイクも聞かせて頂きましたが、技術スタッフの皆さんが使っている高性能なヘッドフォンで聞くと、涙が出そうに美しかったです。今から出来上がりがとても楽しみです!
発売は11月中旬頃になる予定です。どうぞご期待ください!!!

2007.07.31. Tue

退院しました

今日は本格的な夏の日差しが照りつけ、気温も上昇しておりますが、皆さまにはお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
私は初めて定期検診を受けたら、早速(!?)精密検査が必要な箇所があり、先週急に手術をしなければならないことになりました。
全身麻酔での手術も、入院も生まれて初めてのことで一時は心配しておりましたが、無事に手術も終わりました。先生の技術も素晴らしく、術後も全く痛まず、本当に優しい看護婦さんが熱心に看護してくださったので、すっかり元気になったつもりでおりましたが、さすがに現実の世界(!)に戻ると、まだいつも通りとは行かず、ゆっくり焦らず、家でゆっくりしながら秋に備えようと思っています。
手術のために食事の制限があったので、食事ができるという当たり前のことに気づかされたり、たった数日の入院でしたが、病院で過ごす夜の何とも言えない静けさというか、寂しさというか、これがずっと続いて、重い病と闘わなければならないとしたら。。。など、いつもは忘れがちだった、健康の有り難さに気づかされました。
健康な方も、そして病気と闘っていらっしゃる方も、体を大切にされて、素敵な夏を送ってください。

2007.09.17. Mon

椿姫公演終わりました!

9月14日、16日と2公演ありました椿姫公演が、無事に終了いたしました。
オペラを知り尽くした最強の大勝マエストロと、大ベテランで何度もこの役をお歌いになっていらっしゃる直野先生、佐野さんを始めとする最高のキャスト陣、そしてOEKのドラマティックな感情のこもったスーパーサウンドでヴィオレッタデビューが出来たこと、未だに夢のようです。


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左からアルフレード役の佐野さん、森、ジェルモン役の直野さん


私にとってはドラマティックな役でしたが、素晴らしいホールで無理せずとも声も伸びてゆき、PPの聞かせどころも良く響いて、自分の思い描いていたヴィオレッタを歌い、演じることができました。始めの一歩としては、とても満足しております。


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左から森、佐野さん、フローラ役の鳥木さん


術後だったこともあり、皆さまには温かい励ましの言葉などを頂いておりましたが、自分の150%くらいの力を出し切って歌っても、のどの調子も良く、やっとこういうドラマのある役を歌える年齢になって来たのだなぁと嬉しく思っています。


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左から松山さん、原田くん、鳥木さん、森、諏訪部くん、佐野さん


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左から松山さん、原田くん、東くん、森、諏訪部くん、佐野さん、鳥木さん



今回は特にご一緒した若い歌手の皆さんともとても親しくでき、毎日の練習や、食事などでも多くをみんなで語り合って、1週間ちょっととは思えないような充実した楽しい時間を過ごせたのも、成功につながった由縁だと思います。


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(私が疲れてしゃがみ込んでいると、こうやって楽しく盛り上げて笑わせてくれます)


一般的に歌手というのは、のどを気遣って、家や自分の部屋にこもって風邪をひかないようにとか、しゃべりすぎないようにとか、制約されてしまうのですが、今回は毎日わいわいと楽しく盛り上がって、公演後には久しぶりにボーリングやカラオケなどにも行ったりして!!(オペラ歌手のカラオケはほんとにすごいですよ。聞き惚れちゃいました!)なんだか公演が終わってしまってとてもさびしい気分です。


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(悲しいオペラなのに楽しい方ばかりで、私は笑いっぱなしでした)


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(さらに大阪から来てくれた若い歌手の皆さんが盛り上げてくれて、楽しい舞台裏でした)


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素晴らしい踊りを披露してくれたバレエダンサーの皆さん


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(フローラ役の鳥木さんとは、すっかり仲良しです)


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(公演直後の大勝マエストロの最高のスマイル!)


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(終演後のパーティで:左から直野先生、諏訪部くん、東くん、森、佐野さん、OEKの山田さん)
本当に皆さまおつかれさまでした!!!最高の舞台をありがとうございました!!!!!

2007.09.19. Wed

TSUBAKI HILLS(完全招待制パーティー)

昨日は表参道ヒルズで、資生堂のTSUBAKIというヘアケア製品が赤いパッケージから白いパッケージに変更されるための大きなイベントがあり、コマーシャルで活躍する鈴木京香さん、仲間由紀恵さん、観月ありささん、広末涼子さんなどの豪華スターを始め、世界で活躍する女性が招待され、トークショーなどが行われました。


私は歌での出演でしたが、あの表参道ヒルズのらせん状の廊下にもお客様がぎっしり入っていらして、いつも買い物に行く場所で歌えたことは新鮮でしたし、普段クラッシックを聞くことのないお客様にも聞いて頂ける機会を得て、とても幸せでした。


トークショーはあまりの人の多さに、マイクを使っていても良く聞き取れなかったようですが、数日前に終わってばかりの椿姫のことや、夢を実現するための原動力などについて質問を受け、下記のように答えました。
日本を離れてはじめて、日本がいかに平和で恵まれている国かということを知りました。オペラというのは西洋の歌舞伎であって、その世界に外国人、ましてや東洋人である日本人が入ろうとすると、それだけで敬遠されることもたくさんありますが、彼らの伝統を歌わせて頂くには、彼らのやり方を尊重して受け入れていくしかないですし、辛いこともたくさんありましたが、私はやはり歌が大好きだったので、あきらめないでついていくしかないと思っていました。
原動力となったのは、どんなに小さな舞台でも、自分の歌を聴いてくださる方がいれば、そこで歌えるように少しでも上手になりたいと思ったことです。


現在夢に向かってがんばっている方へのアドバイスを、との質問には、失敗を恐れずに、一歩ずつ前向きに進むこと、そして種を蒔かなければ実がなることも、花が咲くこともないので、あきらめずにチャレンジしてほしいと思います、と答えました。


盛大なイベントに参加させて頂き、とても嬉しかったです。お世話になったスタッフの皆様方、ありがとうございました!

2007.09.25. Tue

京都大覚寺公演

22日は京都大覚寺でのリサイタルがありました。荘厳なお寺の中で、後ろはお庭という趣き溢れるなかで、ちょうどお月さまもでて、美しい夜でした。
私も月や秋にちなんだ日本歌曲、椿姫などを歌い、大覚寺のような素晴らしいお寺で歌える幸せをかみしめながら、歌い終えました。
まだその日は熱さも残っておりましたので、お客様が畳のお部屋で座ってお聴き頂くのが申し訳ないように思えましたが、後半には秋らしい涼風も吹いて、秋の虫の合唱も入ってほのぼのするコンサートでした。
会場でお手伝い頂きました皆さま、本当にお世話になり、ありがとうございました。

帰りには大覚寺の素晴らしいお弁当も頂き、私も新幹線でお月見をしながら帰らせて頂きました。

2007.09.28. Fri

大田区アプリコでのリサイタル1

9月も終わりに近づいて、やっと日中も秋らしい風を感じられるようになりましたが、皆さまはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は久々に東京でコンサートがあり、イタリアものばかりを集めたプログラムを歌わせて頂きました。
今思えば、どの曲も私が大学生のときに、芸大時代の恩師である高先生と勉強させて頂いたものばかりで、その頃先生に注意を頂いた箇所などが、まだ楽譜に書き込まれており、とても懐かしく歌いました。
時間を経て、また歌い直すと、そのときにはわからなかった新たな発見があり、なんて素敵な曲なんだろう!とうるうるしそうでした。
今日は金沢での椿姫公演をご覧頂けなかった方のためにもと、解説を付けて一人椿姫も歌わせて頂きました。またいつか、先日のような素晴らしい皆さんと、東京や他の都市でも椿姫の全幕を歌える機会があると良いなぁと思います。
今日も山岸さんの絶妙な素晴らしい伴奏のおかげで、音楽的にも充実したコンサートを終えることができました。
ご来場頂きました皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました!

2007.10.05. Fri

NHK歌謡チャリティーコンサート

おはようございます!
ぐっと冷え込んだかと思えば、また蒸し暑かったりと、気温の安定しないこのごろですが、皆さまは体調など崩されていないでしょうか。
私の方は昨日浜松でNHK歌謡チャリティーコンサートに出演させて頂きました。
出演者は秋川雅史さん、五木ひろしさん、加藤登紀子さん、冠 二郎さん、小金沢昇司さん、ゴスペラーズのみなさん、坂本冬美さん、島津亜矢さん、徳永英明さん、長山洋子さん、原田真二さん、前川 清&クール・ファイブのみなさんといった有名な歌手の皆さま、そして司会にはどんと晴れのヒロインを努められた比嘉愛未さんも出演され、会場の皆さまもそれぞれのファンの方の名前を呼んだり、手を振ったりと大盛会でした。
コンサートでの収益金は障害を持った方がスポーツをするための車椅子や、スキー道具などに当てられるそうで、来年は北京でのパラリンピックもありますし、多くの方にお使い頂ければ嬉しいです。
この番組は11月23日(金)午後7時30分〜8時43分<総合テレビ>に放送予定ですので、
(※デジタルハイビジョンでも放送予定です(日時未定)
私の緊張した(!)からたちの花もどうぞお楽しみください。

2007.10.07. Sun

大阪狭山市SAYAKAホールでのリサイタル

今日は清々しいお天気で、連休でお出かけの皆さまにも行楽日和となりましたね。
昨日は大阪狭山市のSAYAKAホールでリサイタルをさせて頂きました。
自然な響きのキャパ1300とは思えない立派なホールでした。
もう既に聴きにいらしてくださったお客様からコメントを頂いておりますが、前半は皆さまよくご存知の日本歌曲、そして後半はメサイアからのアリアとこうもりのアデーレのアリアを歌わせて頂きました。しっとりと静かな日本歌曲やヘンデルなどにやっぱり自分の声は合っているのだなぁと再確認しながら、温かいお客様の拍手に支えられて、無事に最後まで歌え終えられました。ご来場頂きました皆さま、そしてスタッフの皆さまありがとうございました。

大阪も大好きな街ですので、出来ればゆっくりしたかった。。などと、そんなことだけが心残りですが、またこれから仙台に移動です。昔は移動して歌うということがもっと声にも体にも大きな影響を与えたものでしたが、今は移動の時間はじっくり次の公演の準備をしたり、音楽を聴いたり、ゆっくり考え事をしたり、本を読んだりと楽しみの時間となっております。
今日は新しいカメラを買ったので、少しずつ写真も載せるようにいたしますね!
明日も素敵な連休をお過ごしください!!

2007.10.09. Tue

仙台クラシックフェスティバル 第9演奏会

昨日は仙台のクラシックフェスティバル(せんくら)(3日間で101の様々な公演を行うという、すごい企画ですが)その最後の演目にあたる第9に参加させて頂きました。会場は満員のお客様で、指揮者の山下一史マエストロの熱く感動的な指揮のもと、せんくらの大成功を祝うような歓喜の歌&威風堂々でした。
アルトをお歌いになられた坂本朱さん、テノールの中鉢聡さん、バスのクルト・ヴィトマーさんの荘厳なソロ、そして今回のために集まった皆さんの合唱も素晴らしかったです。坂本さん、中鉢さんは以前からご一緒したことのある憧れの先輩ですし、ヴィトマーさんははじめてでしたが、朗々としたお声が響いて、みなさんとご一緒できてとても嬉しかったです。
お客様には直接ご覧頂けませんでしたが、山下マエストロが一フレーズずつ、そして一言一言本当に丁寧に、心を込めて音楽を作り上げていらして、一人で舞台上の全ての参加者の音を奏でるように、全身で歌っていらっしゃり、圧巻でした。
マエストロとは第9でしかご一緒したことがないのですが(実は私のはじめての第9デビューは山下マエストロなのです!)シンフォニーに限らず、歌の入ったものもとても情熱的に表現豊かにお振りになるのだろうと想像して、今度はオペラなどでもご一緒出来たら嬉しいなぁなどと思っておりました。
ご来場頂きましたお客様、仙台フィルの皆さま、そしてスタッフの皆さま、ありがとうございました!
sencla

左から仙台市長の梅原克彦さん、山下一史マエストロ、森、中鉢聡さん、坂本朱さん、クルト・ヴィトマーさん

2007.10.11. Thu

東響+大友マエストロのメサイア

昨日はサントリーホールでメサイアを歌わせて頂きました。
東京交響楽団の皆さまとは私のオーケストラ公演でのデビューからお世話になり、考えてみるともう10年以上になるのです。それ以来毎年様々な定期公演に参加させて頂き、指揮者の大友直人マエストロとは私のキャリアの中で一番多くのレパートリーとコンサートをご一緒している方です。
そんな大信頼を置くマエストロとオーケストラの皆さまのもと、昨日もまた一段と美しいメサイアでした!ヘンデルの壮麗なキラキラ感が、オケの皆さまの息と音程が見事に一致したハーモニーにますます輝きを増して、幸せ一杯の舞台でした。私はコンサートマスターのすぐ近くに座らして頂いておりましたが、音楽的に歌うところは体の重心を前にかけて、そして息を合わせてPで演奏するときは隣の人と顔を合わせて。。。美しい音もさることながら、一フレーズごとに全身で丁寧に丁寧に音楽を作っていらして感動的でした。そのファーストヴァイオリンの皆さまと同じメロディーを歌うところは、私もオケのメンバーになれた気分でとても嬉しく歌わせて頂きました。
メサイアにはバスのアリアに有名なトランペットとの掛け合いがありますが、昨日の演奏は天から降り注ぐようなトランペットの音色も美しかったですね。管楽器はPで演奏するのが難しいといわれますが、朗々とFで演奏されたあと、すぐにPでもエコーのように演奏されてとても素敵でした。
メサイアをご一緒するのは2度目ですが、聴くたびに進化して美しいのですから、オーケストラの皆さまも公演を重ねるごとにますます磨きがかかるのですね。まだ余韻で胸が一杯です。
ソリストでご一緒したメゾの山下牧子さん、テノールの辻 裕久さん、バリトンの久保和範さんもバロックの歌い方や言葉を大切にした素晴らしい歌唱で聞き惚れましたし、合唱のミナトシティコーラスの皆さんもアジリタ(コロラトゥーラのような速い音の動き)が多く、声楽家にとっても難曲のパートにも関わらず、とても良く歌われていらっしゃいました。満員のお客様にもきっとお楽しみ頂けたのではと思います。
ご来場頂きました皆さま、そして全てのスタッフの皆さま、ありがとうございました!

messiah

左から久保さん、山下さん、大友マエストロ、森、辻さん

2007.10.12. Fri

大田区アプリコでのリサイタル2

みなさまこんばんは。やっと10月らしい気候になり、旭川では初雪の知らせも届いたとか。冬がそこまでやって来ているのですね。
さて、昨日はアプリコでの2回目のリサイタルを歌わせて頂きました。
今回は全てドイツの作曲家による作品で、大好きなハイドン、シュトラウス、ヘンデルなどからプログラムを選ばせて頂きました。前日にメサイアを歌ったこともあり、とても調子も良く、楽しみながら歌うことが出来ました。
日頃から歌うときにはリラックスして、普段通りに、作られた音楽や言葉に忠実に、表現し歌おうと心がけているのですが、もちろん緊張はありますし、超絶技巧の難しい曲を歌う前などは、些細なことが気になり、不安になることもあります。でもそんなときには「芸術は神様の遊び、人々へ贈り物」と言われているのを思い出して、出来るだけ伸びやかに、聴いてくださるお客様や、曲を作った作曲家のことを思い起こすようにしています。そういった意味では今週の様々な公演を通して、自分の思う表現に近づけたのではと思っております。いつもながらに素晴らしい演奏をしてくださった山岸さんのおかげでもあります。
いつもご来場頂くお客様の温かい拍手や笑顔に、そしてコメント頂く皆さまの温かいお言葉に励まされております。本当にありがとうございます!

2007.10.31. Wed

OEK七尾公演

清々しい秋空が広がるこのごろですが、皆さまにはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
先日からジルくんのために温かいコメントを頂きまして、本当にありがとうございます。
まだ気持ちの整理がつかなかったりと、ブログの更新も遅れてしまいましたが、今日は28日の七尾公演についてご報告いたします。
前日にリハーサルなどもあり、金沢へ向かいましたが、あいにくの台風で飛行機も揺れたり、肌寒くどんよりしたお天気でした。でもいつものことながらアンサンブル金沢の皆さんの素晴らしいハーモニーと、本名マエストロの温かいお人柄と心地よい音楽に助けられて、心も浄化するようでした。
当日はお天気もよくなって、七尾に着いてから輪島塗や、九谷焼の素敵なお店にもよれたりして、楽しみながら参りました。七尾にははじめて参りましたが、ゆったりとしたほのぼのとした空気が流れる、とてもよいところですね!
ホールもほぼ満員のお客様で、温かい拍手をたくさん頂きました。
今回は「千の風になって」をはじめてオーケストラで歌いましたが、これもとても素敵でした。
ジルくんやアージュくんのことも思いながら目頭が熱くなりましたが、やはり素敵な歌ですね。
会場に来てくださった皆さま、マエストロとOEKの皆さま、そして全てのスタッフの皆さま、ありがとうございました。

2007.11.01. Thu

所沢ミューズ公演

公演のご報告が遅れまして申し訳ありません。
10月21日には所沢のミューズで「気軽にクラシック」という楽しいコンサートで歌わせて頂きました。東京交響楽団の皆さまとはメサイアでご一緒したばかりで、先日の余韻がまだ残る中、今回はオペラのアリアなどで、ロジーナのアリア、椿姫や、ヘンデル、フランクなどを歌わせて頂きました。ミューズの大ホールははじめて歌わせて頂いたと思うのですが、ホールの中もとても凝った作りになっていて、響きもとても良く、素晴らしいホールですね。
まだジルくんのことですぐ涙が出るような気分だったのですが、こうして皆さんの前で素敵な歌を歌わせて頂けるということが、自分にとってどれほど心の支えになり、力を頂けるものかと、改めて教えられる一日でした。
矢崎マエストロの楽しいお話も入ったり、地元の皆さんも演奏に加わったりと盛りだくさんで、満員のお客様の拍手に沸いて、大盛会でした。
お天気もよい日曜日ということもあって、ホールに航空公園という大きな公園が隣接しているのですが、そこにいらっしゃる方も大勢とあって、一帯は大渋滞のようでしたが、皆さん素敵な日曜日をお過ごしになったことと思います。
お世話になりました皆さま、ご来場頂きました皆さま、ありがとうございました。

2007.11.05. Mon

ノバホールでの公演

昨日はつくばのノバホールで歌わせて頂きました。
20年以上の歴史のあるホールとは思えないくらい、モダンなホールでした。大きな舞台でピアノと歌だけではさびしいくらいでしたが、響きも素晴らしくて、お聴き頂いたお客様には、きっとまろやかな心地よい響きがお届けできたのではと思います。
昨日は曼珠沙華の「地には7本〜ちょうどあの子の歳の数」というところで、ジルくんも7歳だったので、自分の子供や身内の子供が幼くして亡くなったら、ずっと忘れられずに、何を見ても共通点を探してしまうんだろうなぁと思っていたところへ、先日頂いたコメントの中に、この夏に大切なお子様を亡くされた方から、からたちの花にまつわるエピソードも頂いていたところなので、からたちの花を歌うときにも、涙があふれそうになりました。
歌というのは、同じ歌詞を歌っていても毎回、色々な思いが溢れて来て、奥の深いものだとつくづく思わずにいられませんでした。
昨日もすっかり晴れ渡った秋空で、連休を楽しくお過ごしになった方も多いのではないでしょうか。はじめて筑波に伺いましたが、とても素敵なところですね。整然とした町並みに緑豊かな並木道も多くて、とても気持ちよかったです。
ご来場頂きました皆さま、そしてスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。


先日来、コメントの中に首都圏でのリサイタルなど、チケットをとるのが難しいというご報告を頂いております。発売当日でもご購入がかなわなかったり、貴重なお時間を1時間もお電話の前でお待たせするなどと伺い、心苦しい限りです。
このサイトをご利用くださる皆さまに、なんとかチケットなどを入手しやすくする方法が無いか、主催者の皆さまにもご相談して検討するようにいたしますので、ご容赦くださいませ。

2007.11.11. Sun

札幌でのリサイタル

ご報告が遅くなりましたが、11月7日には札幌のキタラホールでリサイタルをさせて頂きました。札幌のサントリーホールとも言うべく、素晴らしいホールですが、今までオーケストラの公演で伺ったことはありましたが、ピアノでのリサイタルははじめて歌わせて頂きました。
なんと贅沢な、というか光栄で、幸せなひとときだったことでしょう。
2008席のキタラホールは大きさもサントリーホールに似ていますが、本当にPPでも歌っても音がそよ風に載って運ばれていくようで、ホールの響きに助けられながら、思い通りに歌うことができました。
今回はピアニストもリサイタルでははじめてご一緒する河原さんで、独自のアレンジなどが日本歌曲を中心に施されて、また新鮮で素晴らしかったです。赤とんぼや千の風になってなど、繰り返されるメロディーを盛り上げて、情景がより具体的にあらわされるようで、感動的でした。
やはり歌曲は奥が深いなぁとしみじみ感じるこのごろです。
おかげさまで来年2008/11/19(水)にも同ホールでのリサイタルがきまりました!
キタラホールのある中島公園はこの時期、紅葉も楽しめ、そして美味しいお魚なども旬の時期となりますので、美しい札幌の街にも、皆さま是非お越し下さいませ。
コンサートにご来場頂きました皆さま、そしてスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

2007.11.19. Mon

ばらの騎士 神奈川県民ホール

ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」の日本公演の初日が無事に終わりました。
3月と4月の現地での公演以来、ずっとこの日を心待ちにしておりましたが、
幕が開くと、花火のように、本当にあっという間の出来事のように感じられました。

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ドレスデン国立歌劇場の皆さまも、日本公演での成功へと心を一つにされて、集中度の高い素晴らしい公演でした。

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私自身も尊敬するマエストロをはじめ、憧れの大歌手の皆さま、伝統を誇るオーケストラの皆さまとご一緒できて、本当に夢のようです。

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ドレスデンでの公演より、ゾフィーのキャラクターを強く出せたことが、自身にとっては嬉しい収穫でした。

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ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。

2007.11.24. Sat

ドレスデン国立歌劇場日本公演「ばらの騎士」NHKホール

昨日はNHKホールで「ばらの騎士」を歌わせて頂きました。

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神奈川県民ホールよりさらに舞台が大きくなるので、キャストの皆さんも立ち位置や響きなどをチェックされておりましたが、舞台に立って聞こえてくる分にはとても響きも良く、無理をせず歌うことができました。

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今回アンゲラ・デノケさんの代わりに急遽お歌いになることになったアンネ・シュヴァンネヴィルムスさんの透明感溢れる、高貴なお声は聞くたびに本当にうっとりです。
タンホイザーの初日を終えて、急にマルシャリンを歌わなければならないことを知らされて、始めは驚き、ワーグナーのエリザベートとは全く歌い方も違うので心配だ、と仰られておりましたが、どちらも完璧!(普通、間1日で全く性格の違うオペラの主役を歌うなんて、考えられないような偉業なのです!)20日のエリザベートも聴かせて頂きましたが、本当に類い稀なる技術と声の美しさ、柔軟性に、同じソプラノとしては憧れるばかりです。
そしてオクタヴィアン役のアンケ・ヴォンドゥングさんも、まさにばらの騎士の名にふさわしい気品溢れる響きで、客席から聴かせて頂いたものでは先日のマーラー「復活」が特に印象的ですが、天から降るような優しい柔らかな声は、この世のものとは思えぬ美しさでした。
そんなお二人と同じ舞台で、世にも美しい3重唱や2重唱を歌わせて頂けて、この幸せな気持ちは言葉では表せない程ですが、この舞台も残すところあと1回と思うと、一語一句、一つずつの音やフレーズまでもがより大切に感じます。最後の公演ではそんな思いも込めて、歌い終えたいと思います。

2007.11.26. Mon

ドレスデン国立歌劇場日本公演「ばらの騎士」NHKホール最終日

感動で胸一杯になりながら、最終日を終えることができました。
言葉のことも声のことも、動きのこともやはり最終日が一番落ち着いて取り組むことができました。

mitKurt
(クルト・リドルさんとはドレスデンの公演でもずっとご一緒させて頂きました。オックス男爵を200回もお歌いになったことがあるというような大ベテランですが、とても優しいチャーミングな方です!)


3幕目にはマルシャリン役のアンネさんから「どんなに大きなホールでも、オーケストラがどんなに大きな音で演奏しようとも、なにしろ音質命で押さないで歌うのよ!!」とアドヴァイスを頂き、最後の2重唱も3重唱もお二人の崇高な音質に少しでも近づけるようにと心がけて歌いました。
終わってしまってさびしいくらいですが、思えば今年の始めからこの「ばらの騎士」には振り回されておりましたが、今となっては宝物のようなオペラになりました。
ご来場頂きました皆さま、そして応援してくださった皆さま、全てのスタッフの方へ心から御礼を申し上げます。


そして今日はドレスデン国立歌劇場来日公演最後の「サロメ」を聴かせて頂きましたが、この超人的なオペラからすれば、「ばらの騎士」が難しいなんて、決して言えないと教えられました。
今日お歌いになったカミッラさんは4月にマルシャリンを歌われてドレスデンでご一緒させて頂いた方で、ダイアナ妃のような美しさと気品を漂わせ、世にも美しいお声でもう一人の憧れのマルシャリンでしたが、今日のサロメも偉業でした。

mitCamilla

言葉の扱いも低音から高音、ピアニッシモからフォルティッシモまで全ての音が磨かれていて、圧巻でした。あの狂気な役を美しい声で歌うから、より引き込まれるというか、ドレスデンの現地でも同じサロメを見ましたが、日本公演の方が音楽も、芝居の緊張感も、歌手人のお声も全て良かったように思えます。それだけ皆さんが日本公演のために意気込みを入れてくださった証なのでしょう。


そして最後に、連日、全く性格の違うオペラを自在に弾きこなし、舞台を盛り上げ、ドラマを作り上げて感動を与えてくださったマエストロとオーケストラのみなさんに心から御礼を申し上げたいです。


2007.11.28. Wed

Pie Jesu ピエ・イエス〜祈りを込めて 新作CD

もう既にご購入頂いて、素敵なコメントをお寄せ頂きました方には、心より御礼申し上げます。
まだ発売されて1週間程ですが、第3作目のソロ・アルバムが発売されました。
今回は大好きな宗教曲ばかりを集めたアルバムとなっております。
「宗教曲」というと皆さまの中に固定的なイメージがあるかもしれませんが、天災や病気など、自分の力ではどうにもならないような状態に置かれている方々へ、そして今も戦争の止まない世界が、平和と命を大切にする世の中へと変わるように、私に出来る小さな「お祈り」として心を込めて歌いました。
神様を称える歌や、神聖な言葉や音楽が、皆さまの日常のシーンで心を鎮めたり、穏やかな気持ちになれるきっかけになって頂ければ、これほど嬉しいことはありません。


CDの詳細については Discography のページをご覧ください。

2007.12.10. Mon

ドレスデン歌劇場室内管弦楽団(Dresdner Kapellsolisten)との公演

ずいぶんご無沙汰いたしまして、申し訳ありません。皆さまはお元気でお過ごしでいらっしゃいますか。
一連のドレスデン歌劇場室内管弦楽団との公演が、昨日で無事に終わりました。

staatskapelle

大阪のシンフォニーホールに始まり、長岡リリックホール、相模大野グリーンホール、大田区アプリコホールと続きました。今回どのホールもはじめて歌わせて頂いたと思うのですが、全てのホールがそれぞれ素晴らしくて、いい響きだ、良いホールだ!とオケの皆さまも毎回大喜びでした。

staatskapelle2

彼らとは今回で2回目になりますが、前回よりもますます素晴らしい演奏だったのではないかと思います。彼らの人柄同様、温かくて深みのある音色、繊細なPP(ピアニッシモ=弱音)からダイナミックなF(フォルテ=強音)など、まるで音を自在に操る魔術師のようでした。
ドレスデン国立歌劇場の皆さんはとことん音質や、音楽の作りにこだわって、連日の公演でお疲れにも関わらず、毎回仲間同士で意見を交換して、彼らのハーモニーの中で、この1ヶ月間過ごせたことは、本当に私の財産となりました。
これからの自分の目指す道がよりクリアになったようで、彼らのような素晴らしい音楽家になれるよう、来年も一生懸命勉強していきたいと思っています!!

Staatskapelle3

ご来場頂きました皆さま、たくさんの温かい拍手をありがとうございました!!!
そして素晴らしいオーケストラの皆さま、全てのスタッフの皆さまに重ねて御礼申し上げます。

2008.01.04. Fri

NHKニューイヤーオペラコンサート

皆さま、早速番組をご覧頂き、すぐにコメントを頂き、なんだかファンの方達が家族や親戚のように応援をしていてくれるようで、とても嬉しいです!!
本当にありがとうございます。
今日のニューイヤーオペラも朝から練習があり
(テレビ番組にはカメラをはじめたくさんのスタッフの方がいらっしゃいますので、本番同様にメイクや衣裳を着けたランスルーというものを行いました)
無事に階段も降りられ!
(ドレスにハイヒールというのはあまり歩きやすいものではないのですが、生放送中に階段から落ちたら、それはそれは大変なことですから)
自分のアリアの出待ちのとき、舞台奥の階段上からの登場だったのですが、久々に心臓がものすごい鼓動になって緊張しました!

そんな特別な空気のながれるニューイヤーオペラでしたが、モーツァルトのオペラ「羊飼いの王様」から「穏やかな空気と晴れた日々」というアリアを歌わせて頂きました。

せっかくですので、このアリアの場面を少しお話ししたいと思います。
ささやかな羊飼の生活を送っているアミンタは、高貴な血を引き継ぎながら一緒に羊飼いをしているエリーザと恋人同士で、2人は地位や名誉よりも平和で愛のある暮らしに充分満足して暮らしています。
そこに王様が身分を隠してやって来て、このアミンタに話しかけます。というのもこのアミンタこそが新しい王の後継者であることが判明したので、どんな若者なのか話をしたかったのです。「汗まみれの仕事に、粗末な食事で貧しい暮らしは大変だろう」と王様がいうと「幸せな心を持って、敵を恐れず、静かで安全な暮らしが自分に相応しいのです」と毅然として答えるアミンタ。王様はますます気に入って「大王に会わせてあげよう」と提案しますが、アミンタは「結構です」と答え「大王は帝国を治める兵士の主、僕は小さな畑を耕す子羊の主、全く仕事が違うのです」と答えます。王様は「しかし天は一瞬のうちに変えることができるのだよ」というとアミンタは「天は今まで僕が羊飼いであることを望んでいました」と答え、アリアを歌います。


穏やかな空気と晴れた日々
美しい泉と緑の牧場
羊の群れと羊飼いは、この願いが叶えば幸せなのだ。


もし運命が僕に仕事を変えさせたいと望むなら
僕の考えや気持ちを神々が変えてくださるだろう。


このアリアを通して、どんな仕事にも誇りを持って、今自分に与えられているものに満足し、自分に相応しいものだと大切にして、つつがなく平穏に暮らせることを感謝するように諭しているのだとすれば、いつの時代にも共通するメッセージとなり、このオペラはモーツァルトが19歳にして完成させたオペラですが、彼が10代の頃より演奏や作曲などの天才的な素質にあわせて、深い人生観を持っていたことも伺い知ることができる、素晴らしいオペラと言えるのではないでしょうか。
あまり上演されることの無いオペラなのですが、そんな素敵なモーツァルトからのメッセージをニューイヤーオペラコンサートで歌わせて頂けて、本当に素敵な1年の幕開けとなりました。


実は私自身、ヴィデオの録画撮りに失敗してまだ放送を見れていないのですが、幸運にも(?)13日16時からBS Hiにて再放送をするそうなので、放送をドキドキしながらチェックしたいと思っています。
まだご覧になられていない方で、ご興味のある方はどうぞご覧ください。

2008.01.12. Sat

OEKニューイヤーコンサート2008と放送予定

ただいま、ツアー真最中です。
新年のカウントダウンコンサートに引き続き、またアン金の皆さんと共に金沢の素晴らしいホールや富山の射水、横浜のみなとみらいなどで無事に公演が終了いたしました。
詳細はまた改めてお伝えいたしますが、井上マエストロも乗りに載った楽しいコンサートが続いております。
それから、1月12日(土)NHKBShiにて午後9:00~翌日午前0:47(227分)
先日のドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」の模様が放送されます。


-ウイークエンドシアター-                 
リヒャルト・シュトラウス作曲「ばらの騎士」
                              
【出演】
               アンネ・シュヴァンネヴィルムス
                       クルト・リドル
                   アンケ・ヴォンドゥング
                ハンス・ヨアヒム・ケテルセン
                         森  麻季
                            ほか
                              
           (管弦楽)ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
                 (指揮)フォビオ・ルイージ
                              
         【演出】ウヴェ・エリック・ラウフェンベルク
                              
  ~NHKホールで録画~ 


また、1月13日(日)NHKBShiにて午後4:00~午後6:00(120分)
先日のNHKニューイヤーコンサートも放送されます。

「歌劇“ムラーダ”から“貴族たちの行列”」         
                 リムスキー・コルサコフ作曲
                              
「歌劇“トゥーランドット”から“この御殿の中で”」     
                       プッチーニ作曲
                   (ソプラノ)緑川 まり
                   (テノール)水口  聡
                              
「歌劇“トゥーランドット”から“誰も寝てはならぬ”」    
                       プッチーニ作曲
                   (テノール)水口  聡
                              
                    (合唱)二期会合唱団
                      藤原歌劇団合唱部
                              
「歌劇“サムソンとデリラ”から“バッカナール”」      
                     サン=サーンス作曲
                  (バレエ)谷桃子バレエ団
                              
「歌劇“サムソンとデリラ”から“あなたの声に心は開く”」  
                     サン=サーンス作曲
                (メゾ・ソプラノ)小山 由美
「歌劇“真珠採り”から 二重唱“神殿の奥深く”」 ビゼー作曲
                   (テノール)樋口 達哉
                   (バリトン)黒田  博
「歌劇“ラクメ”から“鐘の歌”」        ドリーブ作曲
                   (ソプラノ)幸田 浩子
「歌劇“イーゴリ公”から“ダッタン人の踊りと合唱”」    
                       ボロディン作曲
                     (バス)彭  康亮
                    (合唱)二期会合唱団
                      藤原歌劇団合唱部
                  (バレエ)谷桃子バレエ団
                              
           (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
                     (指揮)飯森 範親
                              
「アダージョ」                プッチーニ作曲
                    (ピアノ)河原 忠之
                              
「歌劇“トスカ”から“妙なる調和”」     プッチーニ作曲
                   (テノール)佐野 成宏
「歌劇“ボエーム”から“私の名はミミ”」   プッチーニ作曲
                   (ソプラノ)砂川 涼子
「歌劇“羊飼いの王様”から“穏やかな空気と晴れた日々”」  
                      モーツァルト作曲
                   (ソプラノ)森  麻季
「歌劇“フィガロの結婚”から“もう飛ぶまいぞ、この蝶々”」 
                      モーツァルト作曲
                   (バリトン)甲斐栄次郎
「歌劇“ハムレット”から“狂乱の場”」       トマ作曲
                   (ソプラノ)臼木 あい
「歌劇“セビリアの理髪師”から“今の歌声は”」ロッシーニ作曲
                (メゾ・ソプラノ)林 美智子
「歌劇“リゴレット”から“悪魔め、鬼め”」  ヴェルディ作曲
                   (バリトン)堀内 康雄
「歌劇“トロヴァトーレ”から“恋はばら色の翼に乗って”」  
                       ヴェルディ作曲
                   (ソプラノ)木下美穂子
「歌劇“アンドレア・シェニエ”から             
        “ある日、青空をながめて”」ジョルダーノ作曲
                   (テノール)福井  敬
「喜歌劇“こうもり”から“ぶどう酒の燃える流れに”」    
                  ヨハン・シュトラウス作曲
                     (合唱)出演者全員
ほか                            
           (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
                     (指揮)飯森 範親
   ~NHKホールで録画~                
                     【司会】中條 誠子
ご興味のある方はご覧ください!

2008.01.16. Wed

OEKニューイヤーコンサート2008!

無事にツアーが終わりました!!
毎回井上マエストロの楽しいお話と趣向を凝らしたマエストロならではの選曲を、OEK(オーケストラ・アンサンブル金沢)のみなさまが美しいハーモニーで奏で、極上のニューイヤーコンサートでした!!
金沢、射水、横浜、大阪、広島、鹿児島とそれぞれ素晴らしいホールと、満員に近いお客様の温かい拍手に支えられて本当に楽しいツアーでした。
年々体力アップしているのか(?)コメントを頂く皆さまからの温かい励ましの賜物なのか、おかげさまでとても元気で、のどの調子も良く、最後の公演まで歌いきることができました。
ご来場頂きました皆さま、そして全てのスタッフの皆さまに心より御礼申し上げます。
19日からは今年はじめてのリサイタルで、曲目も新しいものを取り入れているので、今からまた勉強です!!素敵な歌曲をたくさんご用意しておりますので、お近くのホールに伺う際には、是非ご来場くださいませ。

2008.01.22. Tue

和歌山でのリサイタル

いつも温かいコメントを頂き、感謝しております。
今年はじめてのリサイタルということもあり、プログラムも久しぶりだったり、はじめてのものも多くて身の引き締まる思いでした。
いつもは華やかなアリアなどをプログラムの中にも多く取り上げるのですが、今回はより内容の深い歌曲を中心にプログラムを組ませて頂き、私にとっては深い精神世界を表現し続ける新たな挑戦でしたが、内容的にはとても充実したコンサートとなりました。
和歌山市民会館にははじめて参りましたが、立派な素晴らしい大ホールで、練習のときに山岸さんのピアノソロを客席で聞きましたが、PP(弱音)まで柔らかく自然に響いていたので、私も無理なく、PPからF(強音)まで自由に表現することができました。お客様が入っても音響が変わること無く、響きをとても良く考えられて作った素晴らしいホールでした。
ご来場頂きました皆さま、温かい拍手で大いに盛り上げてくださりありがとうございました。
そして全てのスタッフの方にも御礼を申し上げます。


コメントの中に、四国での公演が無いことを書いて頂きましたが、残念ながら私の方が歌わせて頂く場所を選んで伺える訳ではなく、お声をかけてくださるホールや主催者のところにしか伺うことができないもので、まだ四国のコンサートを企画される皆さまには私の知名度が薄いのだと思います。お近くの街でのコンサートが実現できずに申し訳ありません。
高松には何年か前にアンサンブル金沢の公演で歌わせて頂いたことがあり、松山や徳島でもコンサートをさせて頂いた記憶がありますが、頻繁には実現していないですね。うまく各地均等に伺えればこれほど嬉しいことは無いのですが。。。
もう少し有名になれるようがんばりますので、これからも応援して頂ければ幸いです!!

2008.01.26. Sat

沖縄でのリサイタル

沖縄でのリサイタルはおかげさまで、とても楽しく終えることができました。
沖縄へ向かった日は東京は雪がしんしんと降り、気温も1℃とかなり冷え込みましたが、那覇へ着くと20℃近くて、なんだか温かいというより熱いくらいに感じて幸せでした。
でも沖縄の皆さまの温かさは、気温の比ではないくらいに肌に感じました。
きっと普段クラッシックのコンサートに馴染みのない方もたくさんいらしたでしょうし、プログラムも一般的というよりは、より本格的な内容でしたのに、本当に喜んでくださって、クラッシック音楽の持つ、言葉を超えたすごい力を感じることができました。
今回は特別なお取り計らいによって、沖縄の南城市のスターとも言うべき、城間さんともご一緒させて頂きました。普段はお三味線と沖縄の歌を歌われているそうですが、今回は特別に「涙そうそう」のお三味線のソロとしてご一緒させて頂き、会場の皆さまと共に目頭の熱くなる締めくくりとなりました。
ピアノの山岸さんもご親戚が沖縄にいらっしゃるということで、皆さまに集まって頂き、より会場も華やいだ雰囲気になりました。
コンサートのあともスタッフの方々が歌や踊りを披露してくださり、本当に温かいおもてなしを頂きました。
ご来場頂きました皆さま、全てのスタッフの皆さま、本当にありがとうございました
(にふぇーでーびる)!

2008.02.08. Fri

銚子、奈良でのリサイタル+「生きる」若い芽を支えるコンサート

皆さまお久しぶりです。すっかりご無沙汰して申し訳ありませんでした。
2月になってから東京も雪が降ることが多くなって、北海道や東北の方には笑われてしまいますが、雪が降るとこんなに大変なものかと、思い知らされております。


さて、ご報告が遅れましたが、1月最後のリサイタルは銚子でありました。
銚子にははじめて伺いましたが、千葉県の海より、犬吠埼の近くで、幕張や船橋、成田も通って鹿島の方へ向かいつつ、大きな利根川を横目で見つつ、千葉県にも様々な表情があるなぁと、小旅行気分で出かけました。
海の近くなので温かいイメージを持っていましたが、ホールの中は結構寒くて、お客様は座ったままで大丈夫だったかと、ちょっと心配しておりました。
後半にかけて華やかな曲と共にお客様にも盛り上がって頂いて、たくさんの拍手を頂いて無事に終了することができました。
ご来場頂きました皆さま、そしてスタッフの皆さま、どうもありがとうございました。


2月に入って始めのコンサートは奈良でありました。
今回は朝行って、コンサートが終わってからすぐ帰るというスケジュールでしたので、残念ながら鹿にも、素晴らしいお寺を巡ることも出来ませんでしたが、やはり古都というのは良いものですね。いつかゆっくり見学したいなぁと改めて思いました。
ホールの方は、紀尾井ホールやいずみホールなどにも匹敵するような素晴らしい音響のホールでとても歌いやすく、心地よい響きで演奏することができました。
今回はソロプチミストの皆さまの35周年と言う大切な節目でもあるコンサートで、皆さまの記念の式典に併せて、私の方は素晴らしい機会に恵まれて、とても嬉しかったです。ソロプチミストの皆さまのますますのご発展を心よりお祈りしております。


2月3日には横浜みなとみらいホールで、小児がんなどの病気と闘う子どもたちを支援するため、「生きる」と題したコンサートが行われました。
コンサートが終わったあとには、病気を克服して今は元気になった子供たちから花束を頂きましたが、大人でも怖い病気を、本当にまだ小さな子供たちが必死になって戦っているのだなぁと思うと、胸が痛みます。みんなの病気が一日も早くよくなりますように。
この模様はBSデジタルハイビジョン局「BS11デジタル」で、08年3月22日に放送が予定されております。また、詳しくわかりましたら、News欄などでもご報告いたします。
当日は大雪の中、いらしてくださったお客様、そして全てのスタッフの皆さまに心より御礼を申し上げます。

2008.02.25. Mon

久喜でのリサイタル

皆さまこんにちは。
東京では快晴のお天気ですが、皆さまはお元気でお過ごしでいらっしゃいますか?
先日の久喜公演では、嵐のように風が強く吹きつけたり、また雨が降ったりと、ご来場頂いたお客様には大変な往路となってしまいました。帰りには電車も止まってしまったとかで、強風の吹きつける中、寒いホームで電車をお待ちになり、乗り換えや遅延のために余計に時間もかかってしまい、体調など崩されなかったでしょうか。本当に申し訳なく思っております。
私の方は車で帰りましたが、やはり強風のため高速の一部が通行止めとなり、そのために大変な渋滞が起きておりました。高速の渋滞は徐々にではなく、一気に止まるから、込む手前で降りるタイミングがつかみにくいですね。。。
前置きが長くなりましたが、コンサートはおかげさまで無事に歌い終えることができました。
風邪のために、楽々とは行きませんでしたが、体の方はすっかり休ませて頂いていたので、しっかり支えて歌う事ができました。今回はプリンツくんの事もあって、私自身ひとつひとつの詩が、より身につまされるような思いもありましたが、こうして嬉しい時も、悲しい時も、調子の良い時も、悪い時も、皆さまとともに深い音楽を共有することができ、たくさんの温かいコメントや拍手を頂けて、本当に幸せ者だと思っております。
会場にいらしてくださった皆さま、全てのスタッフの皆さま、そしてブログでいつも温かく見守ってくださる皆さま、心より御礼を申し上げます。

2008.03.05. Wed

25ans クレ・ド・ポー ボーテ イベント+岡崎のリサイタル+オービックコンサート

すっかりご無沙汰してしまいまして、申し訳ありません。
まず先月29日には25ansという女性雑誌とクレ・ド・ポー ボーテが主催するイベントに参加させて頂きました。
クレ・ド・ポー ボーテの新作が発表され、元々お洒落で美しい、ご招待のお客様方も実際にプロのメイクさんに新作を使ってお化粧して頂いたりして、モデルさんのように美しい方ばかりでした!
私は今回はトークショーということで司会の方と共に皆さまの前でお話をさせて頂きましたが、素敵なイベント会場で、上質な午後のひとときを過ごさせて頂きました。
ご来場頂きましたお客様、そして全てのスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。


それから今月の2日には、岡崎で横山さんと共にリサイタルをさせて頂きました。
シビックホールの豊かな響きと温かいお客様、そして横山さんに助けられて、のどの調子もとても良く、気持ちを込めて歌わせて頂くことができました。
温かい拍手で会場を盛り上げてくださった皆さま、そして全てのスタッフの皆さまに感謝いたします。


今日はサントリーホールにて小林研一郎マエストロと日本フィルの皆さま、そしてテノールの錦織健さんと共に、オービック創立40周年を記念したコンサートに出演させて頂きました。
体調もすっかり良くて、美味しいものもたくさん食べたので(!)150%くらいでなんだか張り切り気味でしたが、マエストロの素晴らしい指揮と日本フィルの美しいハーモニーに乗って、サントリーホールの夢のような響きの中で、とても心地よく歌わせて頂きました。お客様もとても盛り上がっていらして、間近でお客様が感動していらっしゃるのを見ると、本当に生きていてよかったというか、こうして舞台で歌わせて頂く醍醐味をひしひしと感じます。まだコンサートの余韻を味わいながら、幸せな夜を過ごしております。
盛大な拍手をくださった皆さま、そして全てのスタッフの皆さまに心より御礼申し上げます。


2008.04.06. Sun

ありがとうございます!!!+静岡でのリサイタル

たくさんの温かいコメント、本当に、心より御礼申し上げます!!!


多くの方のご指摘通り、始めの数ヶ月は体調も思わしくなかったり、妊娠中は一般的な薬が飲めない事もあって、ただの風邪が「こんなに風邪ってすごい病気??」と思う程悪化したり、とてもだるくて全く起き上がれないような日があったりと、大変な事もありました。
でも私の周りにはもっとひどいつわりの方が多い中、ちょっと気分が悪いくらいで何でも良く食べられたので、おなかにいる時から私を気遣ってくれる優しい赤ちゃんなのかもしれません。


3月は大きな公演も多く、歌っている時は全く感じないのですが、舞台を降りたとたんに歩けなくなるくらいの疲労感があり、普段は感じなかった「歌う」という事の体への負担も理解しました。
でも何かホルモンの関係か、もしくはおなか周りがどんどん大きくなっているせいなのか!?声が以前よりも良く支えられて、高音よりも低音が出しやすいという、今までになかった不思議な感覚も味わい、楽しんでいます。


感受性が強くなって、涙もろくなるというコメントも頂きましたが、ひとりで練習しているときに「なんて素晴らしい曲なんだろう、素敵な歌詞なんだろう」と涙する事はありましたが、人前で泣きながら歌うという事は今まで一度もありませんでした。ですが、妊娠してから一度だけ、どうしても止められなくなって、泣きながら歌ってしまった事があり、それ以来気をつけるようにしています。


色々な事がいつもより少しだけ特別に思えて、人生の中で何度と体験できないであろう、とても神秘的な日々を、穏やかで幸せな気分で過ごしております。


今日は静岡の富士ロゼシアターで歌わせて頂きましたが、歌いやすくて、響きもとても自然で、舞台から見ると馬蹄形の青い座席が印象的で、気持ちよく歌わせて頂きました。
4月に入って少しお休みもありましたし、美しい桜や、温かな気候にも助けられて、すっかり体調も良くなり、お客様の温かい拍手に支えられて、声もとても伸びやかに出すことができました。
ご来場頂きました皆さま、そして全てのスタッフの方に感謝いたします。


今日はプログラムにはじめてオルフのカルミナ・ブラーナのアリアとベルクの歌曲を取り上げました。「カルミナ」は独特の魅力ある素晴らしい作品で(「O fortuna」は多くの方が耳にされていると思いますが)たたみ掛けるようなリズムと躍動感が全体を通して切れる事のない、かっこいい曲です。
ベルグの歌曲も元々大好きだったのですが、音域が低い事もあって今までは聴くのが主でした。でも低音が出やすい貴重な時期に(!)是非挑戦してみたくて歌わせて頂きました。


今年に入ってから歌曲の魅力に、よりいっそう惹き付けられて、今後は今までとは全く違ったプログラムを組んで行く予定です。
リサイタルを始めた当初からバロックを中心にヘンデルやモーツァルト等のプログラムを多く取り上げたり、レパートリーのイタリア・オペラのアリアやドイツのオペレッタ、そして日本歌曲等を歌ってきましたが、7月のリサイタルへ向けて R.Strauss, Korngold, Mahler, Berg, Casella, Rachmaninov, Stravinskyと今までに全く歌った事のない、近現代的な作品を少しずつ取り上げて参ります。
曲の内容なども少しずつご紹介して参りますので、どうぞお楽しみに!


今日は、美しくて大きな富士山と桜並木という、日本でしか味わえないお花見も出来ました。日本の美しさを改めて感じながら。
おやすみなさい。

2008.06.02. Mon

ブラームス交響曲1&3 パーヴォヤルヴィ+フランクフルト放送響

今日は東京文化会館で行われた、パーヴォヤルヴィ+フランクフルト放送響のブラームスを聴きました。
マエストロの指揮は精巧で、かつ熱い魂の通った、色彩の豊富な素晴らしい演奏でした!!!
重厚感とPPの繊細な響きに至るまで、どの部分もひとりひとりが心を込めて演奏している様子が伝わって、聴いていても見ていても楽しめるコンサートでした。
お客様も大喜びでしたし、おなかの赤ちゃんもブラームスの1番が特に気に入ったようで、リズムに合わせてボンボンとおなかを蹴っておりました。
胸一杯の幸せに包まれながら。
おやすみなさい。

2008.06.09. Mon

パーヴォ・ヤルヴィ指揮+フランクフルト放送響「4つの最後の歌」

6/4サントリーホール、6/5愛知県芸術劇場にて、4つの最後の歌を歌わせて頂きました。
大編成のオーケストラにも関わらず、私の声量に合わせてPPを駆使してくださったり、言葉やブレスに合わせて本当に色彩豊かに、荘厳で深い4つの最後の歌を奏でてくださいました。


マエストロの音楽は精巧なのに熱い魂があり、ひとつひとつのフレーズを大切に歌わせるのに重くならず、繊細で小さな命の誕生を思わせるような、息をのむPPがあったかと思えば、大迫力スペクタルなFFでホールを鳴らし、お客さんを感動の渦に巻き込む、感動的な音楽でした。


抜け出せないようなつらい闘病や過酷な人生を、薄暗い穴ぐら(お墓)と例え、その穴ぐらの中で長い間、春の樹々と紺碧の空、春の香りと鳥のさえずる歌声を夢見て、解放を願い憧れる「春」、
どんな人生にも緑豊かに実りのある時期があり、夏の輝きとエネルギーに満ち、そしてその夏の夢のような姿も終焉を迎えることを、夏の庭が悲しく、花が悲しく冷たい雨に濡れ、夏は驚きながらも、静かに憩いながら、疲れたまぶたをゆっくりと閉じると歌う「9月」、
今や昼の明るさにも疲れ、星の輝く夜に憧れ、遊び疲れた幼子がぐっすりと休むかのように眠ってしまいたいと始まり、仕事をする手も思考も、そして体中の感覚や思いもゆっくりとまどろむことを望み(そして美しいヴァイオリン・ソロが深いまどろみへと誘い)、もう魂は束縛を受けることも無く自由に羽ばたき、今までの人生の何千倍も深く生きるために、夜の魔法の世界で漂うと歌う「眠りにつく時」、
(私の個人的な思いのうちには)身近で亡くなった方や先立った家族などのことが、歌詞の一言一言を歌っている間に走馬灯のように駆け抜け、そこにマエストロとフランクフルトの皆さんと共に「4つの最後の歌」という大作を、この年齢で、そしてこの時期に歌わせて頂けたという感動が相俟って、終曲の後奏では涙が溢れました。




昨日のお昼には秋葉原で恐ろしい事件が起きました。
日曜日の買い物客で賑わう歩行者天国に1台のトラックが猛スピードで突っ込み、3人の方をはねたあと、運転手が奇声を上げながら降りて来て、次々と人を刺し、7人の方が亡くなったということです。犯人は世の中が嫌になり、誰でも良かったと言っているそうですが、どうして全く関係のない方を巻き込むこういう事件が続くのでしょうか?
亡くなった方のご冥福を祈ると共に、攻撃的で残虐なこういう事件が無くなることを、祈っております。

2008.07.15. Tue

オペラシティでのリサイタル+座間でのリサイタル

真夏のようなお天気が続いておりますが、皆さまにはお元気でいらっしゃいますか?
11日には久しぶりに大切なリサイタルで歌わせて頂きました。
このオペラシティでのリサイタルは昨年から始まったものなのですが、私の所属しておりますジャパンアーツという事務所が、1年の総括と集大成を見せられる、プログラムにもこだわったリサイタルをやって行きましょうと企画してくださり、今回は2年目ということで今年1年温めて来た歌曲の醍醐味を中心に、比較的新しい時代の作品を取り上げさせて頂きました。11日にはじめて皆さまの前で歌わせて頂くものも多く、お客様にどういう反応を頂けるのか、そして自分もどう歌えるのか内心不安な部分もあったのですが、温かい拍手を頂けて本当に嬉しかったです。
おなかの赤ちゃんのおかげなのか、どうしても成功させたかったという強い想いが通じたのか、声もとても支えられて安定して、いつもよりもパワフルに歌えたような気がします。
オペラシティの素晴らしい響きと、皆さまが創り出してくださった温かい雰囲気に見守られて、とても自由に、大好きで歌い込んで来た歌を歌わせて頂けて、本当に幸せな一瞬一瞬でした。
特に今回取り上げたコルンゴルト、ベルグ、ストラヴィンスキーの作品は本当にかっこいい曲で、これからもこういう作品を歌って行きたいなぁと思いました。
また出産後は、新たなプログラムも用意しながら、また皆さまと共に素晴らしい時間を共有させて頂ければ幸いです。
改めて、ご来場頂きました皆さま、そして全てのスタッフの皆さまに深謝いたします。
今回は会場内の一部に電気音のような耳障りな音がしていたそうで、皆さまに大変ご迷惑をおかけいたしましたことお詫び申し上げます。


座間ハーモニーホールでのリサイタルは、個人的には11日の余韻もさめやらぬ中、当日もとてもよいお天気に恵まれ、緑溢れる静かな街を通り抜け、立派な佇まいで響きも美しいホールに入ると、肩の力をほっと抜くことができ、温かい雰囲気に包まれて、楽しく歌わせて頂きました。
お客様も地域の方が多かったように思われますが、お子様までもが静かに熱心にドイツの作品などを聴いてくださって、なんだかこちらの方が感動してしまいました。
来年の3月には同ホールにてオペラ「愛の妙薬」にも出演させて頂けるそうで、また座間に伺えること、今から心待ちにしております。
ご来場頂きました皆さま、そしてスタッフの皆さまに心から御礼申し上げます。

2008.12.05. Fri

復帰しました!

あっという間に12月になり、街はクリスマスのイルミネーションに飾られてとても賑わいでおりますが、皆さまにはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
私の方はおかげさまで11月21日の公演で、出産後はじめての演奏会に復帰いたしました。
初心に帰るというか、チョン・ミュンフン先生のすばらしい指揮のもと、東京フィルの皆さまとマーラ−4番で気分もとても引き締まり、オペラシティの響きにも助けられて充実した公演になりました。


maestrocyun


そのあと11月28日にはNHKの「きよしとこの夜」という番組の収録があり、氷川きよしさんやベッキーさん、グッチ裕三さんや涼風真世さん、錦織健さんと品川庄司さん、森三中の大島さんと共にクリスマスソングなどを歌わせて頂きました。
この模様は12月18日(木)総合テレビにて22:00~22:43まで放送されますので(再放送が12月25日にもあるそうです)ご興味のある方は是非ご覧下さい。


それから11月30日にはもう一度、チョン・ミュンフン先生指揮のもと、東京フィルの皆さまとマーラ−4番、そしてモーツァルトのヴェスペレも歌わせて頂きました。マエストロのモーツァルトというのはご一緒するのははじめてだったので、楽しみにしておりましたが、合唱や私たちソリストのために音の作り方(音を力や楽譜通りにただ出すのではなく、体の内側から心を込めた音を作ること)から、一曲一曲の精神分析まで、尊い教えを頂いて、ゲネプロ(当日の公演前に演奏会場で行う最後のリハーサル)も一般的には通すのみなのですが、今回はもう一度言葉や音楽をとても大切にしながら最終チェックをされ、私自身もいつもより落ち着いて音楽の内面に集中して演奏することができました。
マーラーではマエストロのご意向で、3楽章の間にオーケストラの皆さんが演奏する中を歩いて舞台中央に行くのですが、本当に天上の音楽の響きの中を歩いているようで、歌う前から胸が一杯になる、最高の特等席で聴かせて頂き、4楽章の歌に入りました。モーツァルトでは合唱団と共に後ろで歌わせて頂いたので、マエストロの指揮の表情も良く拝見でき、体、顔の表情からも全て、マエストロがどんな音楽を感じて表現しようとしているのかがとてもよくわかり、本当に音楽的な方だなぁと、見とれておりました。とても感動深い演奏会でした。ご来場頂きましたみなさま、早速にブログにコメントを頂きました方にも、心より御礼申し上げます。


そして12月2日にはクライレ先生率いるドレスデン聖十字架合唱団との第1回目の公演がありました。一般公開されないクローズド公演ということで行われました。大学の授業の一環ということで学生だけが聴きに来ていたようですが、席もずいぶん余っていて、父兄や地域の方などにも聴いて頂ければ良かったなぁなどと思っておりました。
そして昨日はオペラシティでの本公演で、再び聖なる天使の歌声が響き渡りました。9歳から19歳までの少年たちが厳しい訓練と規律のもと、親元から離れて合唱団の寄宿舎で学び、700年を超える伝統ある合唱団の名の下、本拠のドレスデン聖十字架教会の晩祷や礼拝のために宗教音楽を演奏し、また世界各国を回り演奏活動を続けております。
彼らは本当にしっかりしているというか、大人というか、まだあどけない表情の子供たちも音楽の前ではいつも真剣で、集中していて、驚かされます。同じ年の普通の子供たちなら、じっと静かに2時間も立っていることだけだって大変だろうと思われるのに、彼らはラテン語、ドイツ語、英語等、母国語以外の歌詞をも完璧に歌い、ヨーロッパからの長いフライトの疲れも見せず、一生懸命に集中して練習し、すばらしい演奏を聴かせてくれました。声変わりする前の貴重な天使の歌声ということのみならず、自分が親になってまた改めて、彼らの素晴らしさに脱帽しております。
これから秋田、仙台、北九州、伊丹へのツアーが始まります。お近くの公演がありましたら、是非足を運んで頂ければ幸いです。
またご報告をいたします!

2008.12.15. Mon

出産後の初リサイタル

このところすっかり冷え込みも厳しくなって参りましたが、お元気でおすごしですか?
私の方は昨日、出産後の初リサイタルを紀尾井ホールで無事に終えることができました。
早速にコメント頂きました方には、心より御礼を申し上げます。
バッハのカンタータに始まり、前半はモーツァルト、ヘンデルの宗教曲を歌い、後半は皆さまの前では初めてシューベルトの作品、メンデルスゾーン、フンパーディンク等も取り上げ、締めくくりにフランスの作曲家でフランク、アダムの作品を歌いました。
育児のせいにしてはいけませんが、暗譜や歌い込みなどのための時間が以前よりはどうしても取れなくなり、新しい曲もたくさん取り上げていたので、心の中に不安もあったのですが、限られた時間だからこそ集中して勉強もでき、良い緊張感を保ちつつ、素晴らしいホールの響きと山岸さんのピアノに支えられて、丁寧に大切に歌うことができました。
今回特にシューベルトの歌曲の美しさに改めて心を打たれました。今まで音域的にも低いし、全てがさらけ出されるようで、ごまかしがきかないというか、もっと修行をしてからいつの日にかと思っておりましたが、これからはプログラムに取り上げながら修行をしたいと思っております。
レオが泣いてしまったので、今日のところはこれにて失礼いたします。
またご報告いたします!

2009.01.12. Mon

ベルリンフィル八重奏団 in 神戸

ジルベスターコンサートをご覧頂き、ありがとうございました。今年も公演などのご感想をコメントして頂ければ幸いです。
今日は神戸文化ホールにてベルリンフィル八重奏団とのニューイヤーコンサートでした。
いつもオーケストラで聞き慣れている曲が8人での演奏用に編曲され、彼らの並外れた音楽性で仕立てられたこうもりや、春の声、ヴィリアの歌など夢見心地で歌わせて頂きました。
「音楽ってこんなに自由で楽しんだよ!」と教えて頂いたような素敵な公演で、私もおかげさまでとってものびのびと歌うことができました。
ウィーンのニューイヤーコンサートで歌ったことを懐かしく思い出しながら、春の声やアデーレなど、毎年歌うたびに少しずつ自分の中で苦手だったところなどが克服されて、自分の状態を知るバロメーターにもなっております。
オクテットの皆さまは連日の公演にも関わらず、注意深く私のテンポや息を合わせてくださり、澄み渡る音での演奏、本当にありがとうございました。そして会場にいらしてくださった方にも心より御礼を申し上げます!!

2009.02.18. Wed

初日が無事に終わりました

15日の日曜日、太田区民ホールアプリコにて無事に初日を終えることができました。
ホールの響きもとても良いし、私たち出演者もそれぞれの役をのびのびと楽しみながら歌うことができました。


村一番の美人で裕福な農夫の娘アディーナは、世の中の事を良く勉強し知っていて、農民たちからも一目置かれる存在でした。そんなアディーナに恋いこがれるネモリーノは字も読めず、アディーナに自分の気持ちを打ち明ける勇気も、すべも知りませんでした。


そんなある日、アディーナが「面白い恋物語よ」とみんなにトリスタンとイゾルデの話を読み聞かせます。トリスタンは冷たいイゾルデに恋していましたが、イゾルデが彼を愛する可能性は全くありませんでした。そこでトリスタンは魔法使いのところへ行き、一口の妙薬を口にすると一瞬にイゾルデの冷たい心は優しくなり、彼を愛し、永遠に彼のもとから離れることはなかったと聞かされ、ネモリーノはこの妙薬さえ手に入れれば、自分もアディーナに愛されるに違いないと信じ込みます。


そこへ薬売りのドゥルカマーラが現れ「自分の持っている薬は万能で、全ての病も治し、若さも愛も手に入れることができる」と歌って、村の人たちに高価な薬を売ろうとしていました。アディーナから聞かされた本の話を本当のものだと信じていたネモリーノは「イゾルデの妙薬はありますか?」とドゥルカマーラに聞きます。始めは何の事かわからなかったドゥルカマーラも、彼の話に合わせ「これこそがイゾルデの愛の妙薬」と、彼の全財産と引き換えにただのワインを売りつけます。「ただし効果は翌日になって現れる」と言い残し、その間にドゥルカマーラは逃げるつもりでした。


喜び勇んだネモリーノは早速妙薬を口にします。美味しくて体に熱いものがほとばしり、これで明日になれば彼女の心も自分のものになるんだと、陽気になります。
いつもめそめそ落ち込んでいたネモリーノが明るく歌っているのを見て「私を見ようともしないなんて、何て変わりよう」といらだちます。


そこへ軍人の(地位も名誉もある)ベルコーレがやって来てアディーナに求婚します。アディーナはネモリーノに当てつけて彼との結婚を約束します。これでネモリーノを失望させられると思っていたのに、ネモリーノは「明日になれば全てうまく行く!」と笑って喜んでいます。
アディーナのイライラが募るところへ、ベルコーレに命令が下され、明日にはこの村を去らなければならないことが伝えられます。ベルコーレは「もしあなたの気持ちが本当ならば、今日結婚しましょう」と言い寄り、アディーナは受けることにします。
するとネモリーノが初めて「今日だけはだめだ、明日まで待って」とアディーナに訴えます。
2人の恋の行方はどうなってしまうのでしょう!


主役の錦織健さんは練習からずっと歌も演技も絶好調でしたが、本番も完璧で、大役を見事に歌い演じて心優しいネモリーノになりきっていらっしゃいました。以前にご一緒したセビリアの理髪師も素晴らしかったのですが、この役も非の打ち所がないほどでした!


ドゥルカマーラ役の池田直樹さんは、舞台を知り尽くしたベテランで、私自身はブリテンのオペラ「真夏の夜の夢」などでご一緒したことがあるのですが、今回も池田さんの魅せる演技を間近で堪能させて頂きました。ちょっとインチキな薬売り、でも最後にはみんなから喜ばれ尊敬される役所がまさにぴったりでした!


ベルコーレ役の大島幾雄さんは、颯爽とかっこいい軍人で、声も気品高く美しいので、またぴったりの役所でした!このベルコーレはネモリーノとは対照的に女性に積極的でうぬぼれ屋さんなのですが、「女性はみんな自分を愛さないはずがない」と歌っている歌詞が嘘に聞こえないのは、先生のお人柄が相俟ってちょっとお茶目な優しさ溢れるベルコーレだからでしょうか。


見どころ聞きどころ満載の楽しいオペラです。興味を持って頂いた方は、是非劇場にいらしてくださいね!!!
またご報告します。

2009.03.09. Mon

コメントが頂けるようになりました

この度はシステムの都合で皆さまには本当にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
しばらくコメントが頂けなかったので、自分の書いたブログに皆さまがコメントを寄せてくださることの有り難みを改めて感じました。

今日も無事に兵庫での公演が終わりました!これで6回目ということで、ちょうど半分の公演を終えることができました。

やはり関西のお客様は楽しい舞台への反応が大きいですね!錦織さんが妙薬を飲むシーンなど、大きな笑いが起きて、拍手まで起こったのが印象的でした。お客様に反応して頂けると舞台自体もとても盛り上がり、こちらもエネルギーをたくさん頂けるので、本当に感謝いたします。
私の方は連日行ったり来たりの日帰りオペラをしておりましたが、明後日(もう明日ですね)の広島で旅も終わるので、ほっと一息です。最後まで病気や怪我にも気をつけて、気を引き締めてがんばります!!
またご報告いたしますね。おやすみなさい。

2009.03.13. Fri

感謝しております!

早速のたくさんのコメント、本当に感謝しております。こうして皆さまから感想などのコメントを頂けるととても嬉しくて、次もまたがんばろう!!と張り合いが出ます。これからも率直なご意見をどうぞよろしくお願いいたします。
それから、スケジュールの間違いをご指摘頂き、ありがとうございます。仕事の発注を受けた時から、日程や時間が変更されることは結構あるので、こちらも気をつけて行く所存ですが、今後も間違いなどございましたら是非ご指摘頂ければ幸いです。
そして、アンナ・ネトレプコさんと比較して書いてくださった方がありました。アンナさんは今や世界の大プリマですが、ワシントンでご一緒したこともあり、私も彼女のDVDなどを拝見して大ファンの一人なので、とても光栄です。これからも皆さまのご意見を大切に受け止めつつ、精進して参りますので、応援して頂ければ幸いです。

2009.03.23. Mon

愛の妙薬も終盤です

桜の開花宣言もされ、春めいた連休となりましたが、皆さまにはいかがお過ごしでいらっしゃいますか?

愛の妙薬は終盤に差し掛かり、
3月14日には大宮ソニックシティ、3月20日、22日は東京文化会館という大ホールでの公演でちょっと緊張いたしましたが、無事に計10回の公演を終えることができました。

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3月14日、終演後大宮ソニックシティにて

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20日、終演後東京文化会館にて
この日はベルコーレ役の大島さん、ドゥルカマーラ役の池田さんが今回最後の公演となり、ますます素晴らしい歌と演技で締めくくってくださいました。マエストロや合唱の皆さまともご一緒の貴重な一枚です。

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22日、終演後東京文化会館にて
今日はますます絶好調の錦織さんに加えて、ベルコーレ役の成田さん、ドゥルカマーラ役の三浦さんが輝かしい声と演技で舞台を盛り立ててくださいました。まるで女優さんのように美しくて可憐な歌を聴かせてくれるジャンネッタ役の田上さん、一人一人がソリストのような立派なお声で、12人とは思えない厚みと存在感で盛り立ててくださる合唱団ラガッツィの皆さんも連日磨きのかかる演唱で、舞台を一段と沸き立たせてくれています。
自分自身はあまり体調が優れず、始まるまではかなり心配だったのですが、こうして素晴らしい仲間や優しいスタッフに支えられて無事に今日の公演も終えることができ、終演後の挨拶ではなんだか嬉しくてじーんと来てしまいました。
温かい拍手をくださった皆さま、公演に来てくださった全てのお客様に心から感謝いたします。
このオペラを気に入ってくださり、中には何度も足を運んで聴きに来てくださるお客様も少なくないそうで、本当に有り難い限りです。
あと2回で終わってしまうかと思うと淋しいくらいですが、最後まで精一杯がんばります!!

2009.05.17. Sun

ポッペアの戴冠

今日無事にポッペアの戴冠の公演が楽日を迎えました。
私の人生初ともいえる悪役!ポッペアは官能的でかっこいい役所でした。

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©新国立劇場

暴君ネローネとポッペアはかなりの悪というか、身勝手な二人ですが、最後の2重唱は比類なく美しく、このポッペアの戴冠は人間ドラマがどろどろと渦巻いた凄いオペラで、それぞれの役の言葉の中に深い人生の教えがあり、色々と勉強させられました!!

皆さまが良くご覧になるレパートリーオペラ(例えばカルメン、椿姫、トスカ、などドラマティックな描かれ方をした女性には声もドラマが要求され、私が良く歌う娘役や妖精とかなどは声や歌い方に清純さや透明感などが求められるなど)のカテゴリーでしたら絶対にドラマティックな声の方が歌うであろう役ですので、モンテヴェルディのような1600年代の、まだ声のキャラクターと役柄が決められていなかったオペラに、このポッペアがあって、モンテヴェルディ様に感謝です。

そしてもちろん選んでくださった、バッハコレギウムジャパンの鈴木雅明先生にも
心より御礼を申し上げたいです。鈴木先生の指揮、そしてバッハコレギウムジャパンの皆さまの演奏、またご一緒させて頂いたネローネ役のレイチェルさん、オッターヴィオ役のダミアンさんをはじめ歌手陣もスタッフも、私にとってはすべてが最高でした!!
そして今回の「コンサートオペラ」は新国立劇場の中劇場で行われましたが、シンプルな舞台の中に歌手が個々として存在し、何より一言一言に合わせて字幕が出るという画期的な手法にも驚かされました。より音楽と言葉、また、それを表現する声に注目でき、歌う方は声だけを裸にされたような、ごまかしがきかない真剣勝負ですが、この字幕と演出による効果は本当に素晴らしかったです。鈴木優人さん、田村吾郎さんをはじめとする芸大卒のブレインたちが、日々徹夜を重ねて作り上げた努力の結晶だそうですが、今後も様々な舞台で生かされていってほしいと願うところです。

思えばこの4月からは愛の妙薬が終わるとすぐに新しいリサイタルが次々と始まり、歌っては移動、歌っては移動という毎日が続き、間にハイドンの大曲、四季の公演などもあり、歌うだけでも気の抜けない毎日でしたが、さらにレオが何度も高熱を出して夜中に救急病院に何度も通ったりと本当にばたばた続きでした。
何日間も眠れない日が続いたりしたせいか、さすがに声にも影響が出て、帯状疱疹が出たりと「このままオペラまで乗り切れるのか。。。」と不安もありましたが、今日の公演を無事に終えられて、本当に嬉しい限りです。

ブログも全く手が付けられず、楽しみにしてくださっている皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたが、また写真やレオの事も含めてご報告いたしますので、どうかお許しください。
この4月から5月の一連のリサイタル、コンサート、そしてポッペアの戴冠の公演にご来場くださった皆さま、そして支えてくださった全てのスタッフの皆さまに、心より御礼を申し上げます。

2009.05.21. Thu

リサイタルのテレビ放送

放送の御知らせが遅れて申し訳ありません。
実はまだ私も放送を見れていないのですが。。

4月15日のリサイタルがテレビで放送されます。

2009年 5月18日(月) 6:00〜6:55
2009年 5月25日(月) 13:00〜13:55
NHK-BS ハイビジョン クラシック倶楽部

2009年7月8日(水)午前10時55分〜11時50分
NHK BS2 クラシック倶楽部

森 麻季 ソプラノ・リサイタル
1. オラトリオ「天地創造」 から 強い翼で (ハイドン作曲 )
2. オラトリオ「四季」 から なんというさわやかさ (ハイドン作曲 )
3. 歌劇「ジュリアス・シーザー」 から なんじの優しい瞳をあがむ (ヘンデル作曲)
4. 歌劇「ジュリアス・シーザー」 から ( ヘンデル作曲 )
   レチタティーヴォとアリア「つらい運命に涙はあふれ」
5. 歌劇「クセルクセス」 から ラルゴ「なつかしい木陰」 ( ヘンデル作曲 )
6. 歌劇「アレッサンドロ」 から 何かしらまだわからないが ( ヘンデル作曲 )
7. さくら横ちょう ( 加藤周一 作詩 /中田喜直 作曲 )
8. さくら横ちょう ( 加藤周一 作詩 / 別宮貞雄 作曲 )
9. 初恋 ( 石川啄木 作詩 / 越谷達之助 作曲 )
10. 歌劇「ジャンニ・スキッキ」 から わたしのお父さん ( プッチーニ作曲 )
11. 歌劇「ボエーム」 から わたしが町を歩くと ( プッチーニ作曲 )
ソプラノ : 森 麻季
ピアノ : 山岸 茂人

収録: 2009年4月15日, トッパンホール

当日はこんな日に限って。。と思いつつも、レオを救急病院に連れて行ったり、自分ののどの調子も思わしくなく、声をとぎらせずに歌うのがやっとという感じでしたが、調子の思わしくないときだからこそ出来ることは何かと、言葉と音の作りにいつも以上に深く向き合い、思いを込めた公演です。自分自身は放送を見るのがちょっと怖い気もするのですが、ご興味のある方は是非ご覧ください。

2009.06.01. Mon

静岡と府中でのリサイタル

温かいコメント深謝いたします。

前日に静岡双葉という学園で公演があったのですが、声が思うように出ず、最善は尽くしたものの、企画をしてくださって先生方や、生徒さんたちに申し訳ない気持ちで一杯でした。皆さんはとても温かくお見送りくださいましたが、自分としてはこんな演奏を大切な学園の記念日に。。。と胸が締め付けられる思いで一杯でした。

私が学生の頃、音楽学校の生徒であったにもかかわらず、演奏会のときについお友達とおしゃべりをしてしまったり、集中できずにいたこともあったというのに、中学生、高校生の皆さんがあれほどの静寂をもって、ましてや苦しそうに歌っている私の歌を真剣に聞いてくださったこと、驚きとともに感動しつつ歌わせて頂きました。

公演のあと数名の生徒さんにもお目にかかりましたが、本当に清らかで純粋な方ばかりでとても印象的でした。
素晴らしい学園がますます発展されますことをお祈りしつつ、全ての先生方と生徒さんに心より感謝いたします。


無理をして歌ったために痛みも伴い、自分の感覚では続く府中の公演は絶望的に思われましたが、自分ののどや声帯の状態はお医者様のところでしか見ることができないので、すぐに病院に行きました。カメラを入れて声を出すと自分ののどがどのような状態で、どのように声帯が振動するのかをビデオで見ることができるのです。
先生からは気管が真っ赤に腫れているが、声帯に問題は無いのでなんとかいけるでしょうと仰って頂き、適切な治療を施して頂き、谷底から救い上げて頂いたような思いでした。

でもしゃべる声もかさかさで、不安や緊張からか一睡も出来ませんでした。
今回は本当にキャンセルをしなければならないかと、とても心配いたしました。
ですが朝になり、少しずつしゃべる声も出てくるようになって、そして府中の森芸術劇場の素晴らしい響きのおかげで声の負担も軽減され、なんとか無事にプログラムの最後までたどり着くことができました。

歌っている間中、本当に色々なことが思い起こされて、アンコールで涙が出てしまったのは、府中という場所が祖父のお墓の近くでもあり、亡くなった叔父の家の近くでもあり、奇跡的にこうして声が出たのも温かいお客様の拍手とやスタッフの皆さまのご尽力のおかげで、自分の力でこの公演を歌えたのではない事を強く実感したからです。

皆さまの前で歌えるという、有り難き幸せに感謝。

2009.07.15. Wed

オペラシティでのリサイタル

今日はオペラシティでのリサイタルでした!
4月から各地でリサイタルをしていましたが、ハイドンとヘンデルの没後にちなんだコンサートの集大成として、ハイドン、ヘンデルの名難曲アリアばかりで統一したコンサートとなりました。
東京近郊もリサイタルが多かったので、色々な場所で聞いてくださった方もいらっしゃいますが、毎回少しずつ進化し、変化した装飾部をお聴き頂けましたでしょうか?
今日は特にBrilla nell'alma という曲の装飾部を大きく変化させまして、高音からソプラノとしては歌ったことの無い低音まで使って、とても充実した装飾を歌うことができました。
新しい装飾をつけて行くというのは、自分の中ではスケートのジャンプが少しずつ出来るようになってくるような感じで、始めはジャンプも出来ないのに、ジャンプして1回転できるようになり、2回転半が出来るようになり、それが3回転になり、今度はバックして入ってきて3回転が出来た!みたいな、少しずつ技術レベルをあげていくような楽しみがあります。
初めてその曲に出会ったときには、CDなどで歌われているテンポで歌うのは人間業ではないと思われる程のことが、練習しているうちに少しずつ歌えるようになって、始めは書かれている音をきちんと歌えるようにするのがやっとなのですが、そこに少しずつ装飾を足していって。。。時間はかかりますが、出来るようになるとその進歩がはっきりと感じられるので、とても楽しい勉強です。
昨年はまだレオがおなかにいましたが、今回はレオにリハーサルを聞かせられるようになって、今日のコンサートの余韻を感じながら、改めてこの1年を振り返りしみじみとするこのごろです。
ご来場頂きましたお客様に、心より御礼申し上げます。

2009.08.06. Thu

広島での平和の夕べコンサート

暑中お見舞い申し上げます。
今日は広島に原爆が投下された日です。
いつも8月になると、当時の様子や、今なお苦しみ悲しんでおられる貴重な体験を語る番組などが放送され、私自身も何度か原爆資料館を訪れたこともあり、ずっと特別な思いを抱いておりました。この時期になると戦争や原爆の恐ろしさについて改めて考えさせられますが、今年は広島で平和を祈るコンサートに参加することができました。
原爆を思い、レクイエムを歌えることはとても特別な機会なので、昨年は妊娠中でお断りしてしまい、今年もお声をかけて頂けたので、どうしても参加したくて強行スケジュールなのですが、イタリアから戻ってがんばって参加させて頂きました。

広島市民の皆さんや各国の大使、議員の皆さんも来てくださり、秋山先生指揮、広島交響楽団の皆さん、合唱の皆さまの心のこもった演奏で、当時の情景が目に浮かび、舞台にいて涙をこらえるのが大変でした。フォーレのレクイエムの素晴らしさにも改めて感動しつつ、とても深い思いが溢れた特別な公演でした。
ご冥福と平和を祈りながら。

2009.09.03. Thu

サントリーホールでのコンサート

9月になり、すっかり秋めいて参りましたが、皆さまはお元気でいらっしゃいますか。
私の方は無事に帰国いたしまして、1日にはサントリーホールで日伊声楽コンコルソ受賞者の皆さまとイタリアのオペラのアリアや重唱などを歌わせて頂きました。
受賞者の方はメゾの富岡さん(ロッシーニのアジリタと高音が最高でした)、ソプラノの金原さん(大曲「ルチアの狂乱」を歌われて、高音も余裕で素晴らしかった)、テノールの山本さん(イタリアオペラに相応しい音色で、すぐに海外でも活躍できそうですね)みなさん本当に素晴らしい歌唱で今後のご活躍がますます楽しみです!
エディンバラのアッシャーホール(また改めてご報告いたします)も歌いやすいと思っておりましたが、やはりサントリーホールは格別ですね。指揮の現田さん、読売交響楽団の皆さまの素晴らしい演奏と共に、本当に幸せなひと時でした。

2009.11.16. Mon

グルックのオペラ「思いがけない巡り会い、または、メッカの巡礼」

2009年の北とぴあ国際音楽祭公演で、11/13,15とグルックのオペラ作品に出演しました。簡単なストーリーとともに2幕を中心とした写真をご紹介いたします。

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私はレジア姫という役どころで、アリ王子と愛し合っていましたが、他の相手と結婚させられそうになり、駆け落ちしようとしたところ海賊に捕まり、2人は2年間離ればなれになり、お互いを探しているところから始まります。レジアは市場にでているときに(1幕)偶然アリが美しい声で「おぉレジア〜」と歌っているのを聴き、3人の侍女(バルキス、ダルダネ、アミーヌ)を使って彼の愛を確かめる計画を立てます。(舞台をご覧いただいた方にはわからなかったかもしれませんが、1幕からでていたのですよ!)

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2幕になって3人の侍女を含め、代わる代わる美しい衣装を身に纏った女性がアリ王子を誘惑し、それを目前で顔を隠しながら見つめていますが、アリは心を変えずにレジアを思い続けます。(わかりづらかったと思いますが2幕の頭からもでていました!)
そこでアリに「あなたの愛は本物でしたのね」と自分の正体を明かします。

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アリを試すようなことをしてごめんなさいと謝るアリアを歌い、でもずっとあなたへの愛を誠実に守っていました、と告白します。アリは2年間レジアのブレスレットを大切に持っていてくれて、それを見て感動したレジアはコロラトゥーラの入った長いアリアを歌います。

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その後今捕われているスルタンのハーレムから、スルタンが狩りに出かけている間に逃げ出す計画を立てますが、急にスルタンが帰ってくることを知らせれ、一同大慌てとなって2幕が終わります。

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3幕になって托鉢僧を信じて逃亡の手助けを頼み、メッカの巡礼者に紛れ込んで砂漠を超えて逃亡することになります。(ここでは一安心して仲間たちに囲まれてアリアを歌ったり、アリとの愛を確かめ合う2重唱を歌ったりします)。

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でもレジア姫を探すために高額な懸賞金がかけられ、信じていた托鉢僧にもだまされる結果となります。

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スルタンが激怒して現れ、アリとレジアは死ぬ覚悟だと訴えます。アリのお供のオスミン、そしてレジアの侍女3人も必死に訴えると、スルタンは2人の熱烈な愛に心を動かされ、寛大にも2人を許して盛大な結婚式を挙げようとハッピーエンドで幕が閉じます。

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左から演出家の飯塚励生さん、森、アリ役の鈴木准さん、ダルダネ役の柴山晴美さん

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左から素晴らしいダンスを披露してくださった三井聡さん、井上圭さんとともに

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美しいハーレムの美女たち、ダンスも見事でいつも見とれていました。お顔が隠れていて残念ですが、左から水那れおさん、黒瀬麻美さん、森、寺神戸亮マエストロ、関根実里さん、今村たまえさん

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左から隊長役の谷口洋介さん、ダルダネ役の柴山晴美さん、オスミン役の羽山晃
生さん、森、アリ役の鈴木准さん、アミーヌ役の山村奈緒子さん、寺神戸亮マエストロ

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左からアミーヌ役の山村奈緒子さん、バルキス役の野々下由香里さん、ダルダネ役の柴山晴美さん

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左奥から舞台監督の深町達さん、マエストロ、演出助手の中村康裕さん、野々下さん、森、鈴木さん、前列左から山村さん、柴山さん、羽山さん

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左から谷口さん、鈴木さん、森、托鉢僧役のフルヴィオ・ベッティーニさん、前列左から山村さん、柴山さん

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楽日の公演終了直後、すべての出演者と指揮者、演出家、振付家とともに

非常に良いチームワークで、キャスト一人一人が個性を生かしていて、とても楽しい舞台でした。まだオペラマジックに酔いしれつつ。。
ご来場いただきましたお客様には心より御礼申し上げます。

そしてこの公演に関わったすべてのスタッフ、共演者、素晴らしい演奏をしてくださったオーケストラの皆様(オーボエの三宮さんはこの公演のために新しい楽器を特別に製作してくださいました)、たくさんのご指導を頂き舞台を成功に導いてくださったマエストロ、演出家、振付家の先生方、美しい彩りの舞台を作り出してくださった衣装や、照明のスタッフの皆様、本当に「感謝のしようもございません!」レジアより

2009.11.23. Mon

大阪いずみホール&岐阜サラマンカホールでのリサイタルを終えて

3連休とクリスマスのイルミネーションに飾られて、街はとても賑わいを見せていますね。皆様には楽しい連休をおすごしでしょうか。
私は18日、21日といずみホール、サラマンカホールでのリサイタルを無事に終えることができほっとしているところです。
10月いっぱいまではオペラのお稽古+コンサート、11月になって11/3の日本シリーズでの国歌斉唱とオペラのお稽古が全日詰まっていましたので、体力的にもハードな毎日でしたが、オペラの余韻にも浸りつつ、久しぶりにリサイタルを歌ったような新鮮な気分でした。
大阪公演が始まるまでは、オペラの疲れがあるのではないかと心配しましたが、本当に素晴らしい響きと熱い(!)お客様の拍手にのせられて、調子もよく気分良く歌い終えることができました。いずみホールでのリサイタルはおかげさまで毎年続けさせて頂いておりますが、大阪のお客様は反応がとてもダイレクトで、この曲は気に入ってくださったんだなぁというのがとても良くわかって歌っていてとても励みになります。ホールによって同じ歌を歌っても反応が違うので、それもまた良い勉強です。
ご来場頂きました皆様、早速のコメントをくださいました方々、そしてスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。

岐阜のサラマンカホールはホールが15周年を迎えられたそうで、素敵なホール支配人の方から感謝状を頂きました。以前にモーツァルトコンクールで賞を頂いた場所であったり、受賞者として演奏会に参加させて頂いたり、もちろんリサイタルにも何度か呼んで頂いたりと、私自身もとても思い出のあるホールです。
こちらも紀尾井ホールやいずみホールに匹敵する本当に素晴らしいホールなので、心地よく歌わせて頂くことができました。岐阜の皆様も終始温かい拍手で支えて頂き、スタッフの皆様にもお心を尽くして頂き、深謝しております。

今年の9月にはこのサラマンカホールでヘンデルばかりのアリアを収録したばかりで、ホールのぬくもりや響きがとても近しいものに感じられましたが、このCDがいよいよ12/2に発売となります!
今回は先日のオペラでもご一緒した寺神戸マエストロ(CDではヴァイオリンを弾いてくださっています)ともう一人のヴァイオリニストの大内山さん、ヴィオラの成田さん、チェロの山本さん、コントラバスの西澤さん、オペラのコレペティとしても大活躍頂いたチェンバロの上尾さん、そしてオーボエのソロ(ソプラノのメロディと美しい掛け合いがあります!)をしてくださった三宮さんの素晴らしい演奏にのせて、素敵なアリアとオーケストラの曲を収録することができました。ヘンデル・イヤーにちなみ、オリジナルの楽器演奏でバロック音楽のスペシャリストの皆様に囲まれてヘンデルのアリアを収録することができ、本当に幸せに感じています。
まだまだ勉強不足なところはたくさんありますが、今まで歌い続けてきた大好きなヘンデルへの思いを込めて一生懸命に歌っておりますので、ご興味のある方はぜひお聴きください!

2010.01.13. Wed

ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラの公演

年賀状を出したり、新年のご挨拶をしたばかりなのに、あっという間にもう1月も半ば!
皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
私の方は元日よりコンサートで歌わせて頂き、皆様にもコメントを頂いたNHKニューイヤーオペラ(改めてご報告しますね!)に出演したり、引き続きVSFO(ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラの略)のツアーに参加したりと、充実した新年のスタートを迎えさせて頂いております。
もう7−8年前になるのでしょうか、初めてこのVSFOのツアーに参加させて頂いた頃は、まだ連日移動しながら続いて歌うことがとても不安だったり、春の声などの大曲が喉に負担に思えたり。。。でもその頃良くオペラなどでご一緒させて頂いた先輩に「初めは大変だけど、何度も繰り返して歌っているうちに大丈夫になるわよ」と励まして頂いたことをとても懐かしく思い出します。
あれからVSFOの皆様とも何度かツアーをご一緒させて頂き、数年前にはウィーンのコンツェルト・ハウスで本場ウィーンで新年早々歌わせて頂いたり、思い出いっぱいのオーケストラです。何度もツアーでご一緒していると家族のような、親戚のような温かい関係が生まれて、この前のツアー最終日には、成田で涙のお別れをしたりしました。そんな皆様なので一人一人もとても気さくで優しく、いつも温かく声をかけてくださいます。
今回も音楽って本当に心から音楽を楽しむことなんだなぁと実感させてくれる演奏で、いつもあっという間にアンコールです。
子供から初めて聞く方にも楽しめる楽しい思考がいっぱいで、ご一緒していても笑ったり楽しませて頂いております。
今日はサントリーホールの公演がありますし、明日は徳島、15日は大阪(ソプラノは幸田浩子さん)16日は壬生、17日は豊田(ソプラノは足立さつきさん)と続きますので、もしお近くの公演がありましたら、ぜひ彼らの楽しい雰囲気を味わってください!
またご報告します!!

2010.02.06. Sat

秦野市のリサイタル、白石でのコンサートを終えて

お久しぶりですが、皆様お元気ですか。
今年に入ってからとてものどの調子もよく、秦野市でのコンサートは満員のお客様に支えられて、とても気分良く歌わせて頂きました。ご来場頂きました皆様、そしてスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。そして早速のコメントを頂きましたことも重ねて御礼申し上げます。

2月に入って冷え込みが一段と厳しくなりましたね。今日は白石蔵王(宮城県)でコンサートがありましたが一面の銀世界、白石でも今日は雪が多いらしく、せっかく白石まで行くのなら!と温泉にも入りたくて私は昨晩遅くに到着しました。いつもいろいろなところへ足を伸ばすたびに日本の奥深さというか、美しさというかを目の当たりにしますが、深々と雪が降り積もる山道、白石蔵王駅から温泉街へタクシーで15分くらいの旅でしたがタイムスリップしたような気分が味わえました。外は本当に真っ暗で、雪の落ちる音しか聞こえないような静寂が、東京に住むものにとっては本当に特別な贅沢に感じられました。温泉もとっても温かくて最高でした!
いつも到着駅からホール裏口、そしてホテルだけしか味わえないことが多いのですが、たまに大好きな温泉などに足を伸ばせると嬉しい限りです。

さて今日は林美智子さんと色々な作曲家のアヴェマリアをたくさん歌わせて頂きました。Ave verum corpusを一人で歌ったのも初めてでしたが、フォーレの2重唱も独特な和音で素敵な曲でした。三枝先生のお話とエレクトーン2台との共演というのも初めてで、盛りだくさんな一日でした。白石のホワイトキューブというのは壁がガラス張りで、日の光が入り、音響もとても響くので素敵なひとときでした。
雪の降る厳しい寒さの中、ご来場くださった皆様、そしてスタッフの皆様に深謝いたします。
またご報告します!おやすみなさい。

2010.02.13. Sat

町田でのリサイタル

今日の東京はみぞれまじりのお天気で、寒い一日でした。
午後には町田市民ホールでリサイタルがあり、秦野市の公演に続いて今日も完売ということで、満員のお客様の温かな拍手に支えられて、ホールの響きも良く、とても気持ち良く歌わせて頂きました。ご来場頂きました皆様、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
今年はシューマンが生誕200年、マーラーとヴォルフが生誕150年ということもあり、それぞれの作品をプログラムに入れていこうといろいろと勉強しております。
今日は久しぶりにシューマンの「はすの花」を、そしてシューマンとヴォルフの「時は春」を歌わせて頂きました。いずれもリサイタルで初めて取り上げた作品ですが、詩の内容も音楽的にもとっても味わい深い作品ですね。これからもそれぞれの作曲家の作品を少しずつ増やしてリサイタルでも歌わせて頂きますので、リサイタルにいらしてくださる際には新しいプログラムもどうぞお楽しみください。

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